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トヨタ・モーター・スポーツ・フェスティバル【富士スピードウェイ】フォト&レポート

<US-RACING>

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2003年から始まり、今年で6回目を迎えるトヨタ・モーター・スポーツ・フェスティバル。今シーズンのレースシーンを戦ったトヨタのマシンが富士スピードウェイに集合し、訪れたファンの前でド派手なパフォーマンスを披露した。今日の富士スピードウェイは朝から快晴。年に一度のお祭り目当てに多くのファンがサーキットに集まり、ホームストレートのグランド・スタンドは人で埋め尽くされた。今回はNASCAR最高峰スプリント・カップ・シリーズでトヨタ初勝利を挙げた、ジョー・ギブス・レーシングのトヨタ・カムリが来るということで、US-RACINGも富士スピードウェイへ。

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10時45分からのウェルカム・セレモニーにはイベントに参加するドライバー全員が集合。F1ドライバーやGTドライバーに加え、今回はNASCARのトヨタ・カムリに乗るデニー・ハムリンが来日した。本来はトヨタに初優勝をもたらしたカイル・ブッシュが参加する予定だったが、NASCARネイションワイド・シリーズの表彰式があるため、来日できず、急遽ハムリンに白羽の矢が立った。F1、フォーミュラ・ニッポン、スーパーGTそしてNASCAR。さまざまなカテゴリーが一堂に会し、今年のモーター・スポーツ・フェスティバルは豪華なイベントになった。

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NASCARによるスペシャル・ランは11時05分から行われ、日本のファンの前で初めてトヨタ・カムリが走行した。昨年、NASCAR最高峰スプリント・カップに参戦したトヨタは、今シーズンから名門ジョー・ギブス・レーシングとタッグを組み、第4戦アトランタで初勝利含む10勝を挙げて大躍進。今回のイベントにはトヨタ勢でポイント・ランキング最上位のデニー・ハムリンが来日し、第4戦でトヨタに初勝利をもたらしたカイル・ブッシュの18号車と同じカラーリング、スニッカーズ・カラーのマシンで走行した。

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全35戦のほとんどがオーバルのNASCAR。ハムリンにとって富士スピードウェイは未体験のコースのうえ、なんとアメリカ国外に出ることも初めてということだが、昨日のプラクティスでコースをじっくり走りこんだため、快調にV8サウンドを轟かせて富士スピードウェイを走行する。チェッカーを受けたあとは、幅の狭いホームストレート上でNASCARの優勝パフォーマンスでおなじみドーナツ・ターンまでサービス。集まった観客を大いに盛り上げ、一瞬にして日本のファンをとりこにしていた。

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今回、日本のファンの前で初めて披露されたトヨタ・カムリ。日本では生で見ることができないNASCARだが、ファンの関心は高く、カムリのパドックは常に人であふれていた。ハムリンも熱心にファンのサインに応じ、アメリカン・レースの特徴であるフレンドリーさを、日本のファンは体感したのではないだろうか。

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初来日のハムリンは他カテゴリーのマシンにも興味津々。F1が走り出すと自前のビデオ・カメラでピットからコースを撮影したり、ドリフト・パフォーマンスの時には見通しの良いメディア・センターを訪れ、世界トップ・クラスの実力を持つドリフト・ドライバーによるパフォーマンスを堪能していた。自らも各ドライバーがお互いのマシンを交換して走行する“シャッフル・パフォーマンス”で、スーパーGTのマシンを駆って富士スピードウェイを疾走。「楽しかったよ!タイヤの温まりが悪くて、スピンしてしまう場面もあったけど、スーパーGTのマシンに乗るのはとてもエキサイティングだった。もしスーパーGTに出場する機会があれば、ぜひ呼んでほしい。できればたくさん経験をつんでチャンピオンシップも戦ってみたいね」と走行後に語り、ハムリンも今日のイベントを満喫したようだ。

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さて、今回のイベントにあわせてUS-RACINGではデニー・ハムリンに単独インタビューを行った。あわせてTRD-USA上級副社長のデビッド・ウィルソン氏、TRD-USAで唯一の日本人コーディネーターとしてNASCARを担当する金澤功華氏にもインタビューを行っている。この模様は後日お送りするのでお楽しみに。