NASCAR

服部、第4戦は決勝進出ならず

<SHIGEAKI HATTORI>
■2005年 4月 8日 Martinsville,Virginia
『NASCARクラフトマン・トラックシリーズ』第4戦はマーティンズビル・スピードウェイ(ヴァージニア州)で開催されGERMAIN/ARNOLD RACING(ジャメイン/アーノルド レーシング)から、トヨタ・タンドラで日本人として初めてNASCARシリーズにフル参戦している服部 茂章(CarNo.9)は、今年のNASCARシリーズの特殊なルールの壁に阻まれ、残念ながら決勝レースに進むことはできなった。第4戦の舞台となるマーティンズビルのコースは、1周0.526マイル(約850m)のペーパークリップのような形をしたショートオーバルで、1周のラップタイムはなんと20秒! NASCARの予選ルールは特殊なもので、第4戦までは前年のシリーズポイトにより29台とチャンピオン経験者1台の計30台は決勝レースへの出場が保証されている。 前年のポイントを持たない服部は、残された6台分の予選通過枠を14台で争い勝ち取らなければならない。 服部にとっては初めて走るショートオーバルということに加え、メインレースのネクステルカップのドライバーたちが練習を兼ねてトラックシリーズに出場してきたため、予選通過にはトップから0.2秒以内のタイムを記録することが必要で、シーズンを通して1番厳しい条件のレースになると予想された。 
現地時間16:45。予選15番目にタイムアタックした服部は20.459秒を記録。タイム的には悪くなかったものの、今回同じトヨタに乗り出場した3度のNASCARチャンピオンの経歴を持つDarrell Waltrip(ダレル・ウォルトリップ)らとともに、服部は特殊なルールに阻まれ決勝レースに進むことはできなかった。
第5戦は4月30日、ミズーリ州ゲートウェイインターナショナルレースウェイで開催される。
■チームオーナー(ボブ・ジャメイン)のコメント
ルーキーには厳しいレースウィークだった。NASCARのドライバーはダートトラックをはじめとしたショートオーバルを走り込んで育ってきている。練習でのシゲアキのタイムはショートオーバルが初めてとは思えない素晴らしいものだった。今年の新しいルールには多くのチームが疑問を感じている。
■チーフエンジニア(マイク・ヒルマン)のコメント
予選前に降った雨のため路面が汚れていたので、後半に予選を走ったドライバーに明らかにアドバンテージがあった。 その中で前半にアタックをしたシゲアキは我々が考えていた以上の仕事をしたのでレースに出られないのはとても残念だ。タイムが出ているにもかかわらずレースに出場できなかったすべてのチームが同じ気持ちだと思う。
■服部茂章のコメント
ルールによりレースを走れなかったのはとても残念ですが、予選でもっと良いタイムを出せなかった自分の責任です。今回のような特殊なサーキットは今まで走った事がないので、色々なタイプのレースがあるナスカーの難しさをあらためて思い知らされました。ただ、一番難しいとされていたサーキットでトップに近いタイムは出ているので、これまでの4戦の経験が次から必ず生かせると思います。