NASCAR

“トヨタ・タンドラ”惜しくも首位後退 1−2体制も終盤のピットインを余儀なくされて4位、5位でフィニッシュ

<TOYOTA>
4月9日(土)、米国東部バージニア州マーティンスビルのマーティンスビル・スピードウェイででNASCARクラフツマン・トラックシリーズの第4戦「Kroger 250」が行われた。公式練習と予選の行われた8日(金)は、時々雨に見舞われ、決勝日の天候も心配されたが、9日(土)は薄い雲の中から青空も覗き、3万人以上の大観衆の見守る中、午後1時、決勝レースがスタート。1周わずか0.526マイル(約850m)のショートオーバルで、8台の“トヨタ・タンドラ”を含む36台のピックアップが250周に渡って激しいバトルを展開した。 2番手最前列グリッドからスタートを切った“トヨタ・タンドラ”のT.ボダインは、上位ポジションを維持し、138周目には首位に浮上。2位にC.チャフィンを従え、“トヨタ・タンドラ”の1−2体制で後続を大きく引き離した。
しかし、この後、度重なるフルコースコーションが出される波乱の展開。“トヨタ・タンドラ”のリードは帳消しとなり、給油タイミングとフルコースコーションのタイミングが合わず、2台とも終盤ピットインを余儀なくされ、無念の後退。
13位までポジションを落としたT.ボダインは、激しい追い上げを見せたが、残り周回数はわずかで、4位まで挽回してフィニッシュ。同じく終盤のピットインで後退したC.チャフィンが5位で続いた。
第5戦は、4月30日(土)イリノイ州マディソンのゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイで行われる。

ドライバー T.ボダイン:
「首位後退は悔しいが、第1戦に続き、再び“トヨタ・タンドラ”最上位でフィニッシュ出来、とても嬉しい。終盤は燃料も、タイヤもぎりぎりの状態で、あの時点でのピットインはギャンブルだったが、恐らく、ピットインしてもしなくても、結果は同じようなものだっただろう。多くの接触や追い抜き、激しいバトルが繰り広げられる、マーティンスビルならでのレースとなり、ファンは楽しめたと思う。私も非常に楽しいレースを戦うことが出来た」