INDY CAR

第2戦ロングビーチ予選はハンター-レイがポール、佐藤琢磨は15位スタート

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第40回ロング・ビーチ・グランプリでポール・ポジションを獲得したのは、ライアン・ハンター-レイでした。最終ラウンドで1分7秒8219をマークした2012年のチャンピオンは、過去8回参戦して2010、2011、2013年の予選2位が最高。今回やっと初ポールに輝きました。AJフォイト・レーシングから2010年に現在のアンドレッティ・オートスポーツに移籍し、最初に優勝したのがこのロング・ビーチです。記念すべき40回目のウィナーとなることができるでしょうか。
 

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「いつもここでポールを獲れず、すごくフラストレーションを感じていたよ。やっとポールを獲れて、すごく満足だ」とハンター-レイ。「チームは僕が必要としているすばらしいクルマを与えてくれた。ほんとうに最後のラップまで誰がポールになるのか解らないからね。これがインディカーのおもしろいところで、僕がこのレースをやる理由だよ」。子供が生まれてからというもの、勝った時やポールを獲るたびに息子と表彰台で記念撮影するハンター-レイ。そのたびに大きくなったなーと思いますね〜。
 

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予選2位はチームメートのジェイムズ・ヒンチクリフで、今年からホンダ・エンジンにスイッチしたアンドレッティ勢がフロントローを独占しました。一方、ガナッシやペンスキーといった強豪勢が最終ラウンドに進めず、シボレーはトップ6中セバスチャン・ブルデイの1台だけという結果に。地元でホンダのツインターボが初優勝できるかどうか、楽しみです。
 

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チャンプカー時代の2005年から3連勝しているブルデイが予選3位に入りました。今回はミスティックという電子タバコのカラーリングが初お目見えしたのですが、開幕戦のハイドロキシーカットといい、他のマシンとは違ってとてもユニークです。おそらくペイントではなく、印刷したシートを貼っているんでしょうね。ぜひ注目してみてください。
 

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開幕戦でポールを獲得し、昨日は4位だっただけに今回も予選上位が期待された佐藤琢磨でしたが、朝の第3プラクティスでは1分9秒0718とタイムを縮めるもののグリップ不足に陥って17位でした。午後の予選で初めてレッドタイヤを装着し、さあこれからアタックという時に、まだブラックで走行していたハンター-レイが最終ターンの手前で真後ろに急接近。琢磨がハンター-レイの進路を妨害したとしてペナルティが科せられることになり、ファステスト・タイムをふたつ剥奪されることになったのです。結局タイムは1分8秒566、8位で第2ラウンドへ進出することは叶いませんでした。
 

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「ライアンよりも1周早くレッドに換えてコースに戻り、これからタイムアタックという時と、彼がピットへ飛び込む周がヘアピンで重なりました。その時にライアンが近すぎたというか、僕のセクタータイムが遅すぎるということでペナルティを受けたんです」と琢磨。「ファステストをふたつ獲られたのですが、基本的に順位は変わらなかったので、特に抗議はしませんでした。今年のレッドは去年に比べて、かなりグリップ感が低かったですね。去年のセッティングも通用しなかったです」と琢磨は予選を振り返っています。ここでの過去39回のレースのうち、最も低いグリッドからの優勝は2000年のポール・トレイシーで、17位スタートでした。まだまだチャンスはあると思うので、決勝に期待しましょう!
 

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今回そのトレイシーがテレビの解説者として、久しぶりに姿を現しました。やっぱりというか、かなりビッグになってましたね。現役時代も太ったり痩せたりを繰り返していたので、引退したら大きくなるだろうなとは思っていたのですが、あまりにも予想どおりの展開! 僕が初めてインディカーを取材したのが93年のここで、その時はトレイシーのCART初優勝の時でした。このコースでは計3勝していて、ビクトリーサークルにある歴代ウィナーのレリーフには、2003年の痩せているものと2004年の太っているものが並んでいたりします。彼は2011年以来インディカーのステアリングを握っていないのですが、できればインディ500だけでも復活して欲しいですね〜。で、その隣はご存じ、ミカ・サロです。F1をリタイアした翌2003年、KVSHレーシングの前身、PKレーシングの初表彰台となる3位を獲得していたりしますよ。
 

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今回の楽しみのひとつが、これでした。39回目のウィナーとしてビクトリー・サークルに埋め込まれた佐藤琢磨のレリーフなんですが、すでに傷だらけなのがちょっぴり残念。今回ロング・ビーチに向かう時にふと思ったのが、昨年は僕にとってロング・ビーチでのインディ取材20周年ということもあり、もうこれで最後にしてもいいかなぁと思いながら取材をしていました。「せめて最後に日本人の初優勝を見たい」と予選後のレポートに書いたのですが、まさかほんとうに勝つとは思ってもいませんでしたよ。ほんと。当日の朝までは終わることばかりを考えていたのが、勝って「どうしよう」となり、結局今も続けているのですから、不思議なものだなぁと。色々な思い出が蘇るロング・ビーチ・グランプリ、40回目のウィナーに出会うのが、今から楽しみです。
 
●予選リザルト

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●予選ハイライト映像

●プラクティス総合リザルト

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●第3プラクティス・リザルト

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