INDY CAR

1周目に後ろから激しくヒットされ大ダメージ。14周遅れでレースに復帰

<SUPER AGURI PANTHER RACING>
<2007 IRL インディカー・シリーズ 第2戦 Honda Indy グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ>

■■■4月1日決勝■■■
天候:快晴/気温:27℃/時間:午後14時45分〜(日本時間2日午前3時45分
〜)
<今年で3回目を迎えたストリートレース>
 セント・ピーターズバーグでの2007年IRLインディカー・シリーズ第2戦は、予選日に続いて決勝日も気温が30℃に迫る暑さとなった。バラエティに富む14のコーナーを持つ全長1.8マイルの市街地コースには今年も多くの観客が集まり、ストリートレース独特の華やかな雰囲気が醸し出された。
 滑走路と市街地道路を組み合わせたセント・ピーターズバーグのコースは、高速から低速まで様々なコーナーがあり、ドライビングスキルだけでなく、マシンをハイレベルに仕上げる能力も試される。レース周回数は100。距離は180マイルで争われた。
<決勝に向けてじっくりとハンドリングを決定>
 金曜、土曜のプラクティス及び予選で、ロードコース用の基本的なセッティングは十分な競争力を持っていることが確認された。あとは天候やコースのコンディションにどれだけマシンをマッチさせて行くことができるかだ。予選でマシンが横滑り気味だったことから、チームは決勝用セッティングについては長く、深い検討を行った。今年の松浦は、シーズンイン前からチームのロードコース用マシンのハンドリングの良さを実感してきており、決勝のスタートを楽しみにしていた。
<スタート直後にトップグループで接触>
 午後2時45分を回ったところで18台のマシンはグリーンフラッグを受け、レースはスタート。幅広い滑走路を使ったメインストレートでマシン群は横4列に広がり、ターン1を目指す。
 ターン1では何の接触もなくクリアされたが、その先のタイトなコーナーが続くところでトニー・カナーンとダリオ・フランキッティが接触。このため後続は一瞬だがアクセルを戻さねばならなくなった。ここで松浦は安全に減速したのだが、そこへジェフ・シモンズが後方から激しくヒット。松浦のマシンは弾き飛ばされ、コンクリートウォールにリヤから突っ込んだ。ウィングステーが折れ、ダメージはサスペンションにまで及んだ。
<ガレージでマシンを直してレースへ復帰>
 まだレースは始まったばかりのため、スーパーアグリ・パンサー・レーシングはマシンを修復してレースに戻ることにし、ガレージで作業にとりかかった。
14周遅れで松浦はコースへと復帰。しかし、この後にレースからリタイアするドライバーは1台しか現れず、松浦のマシンは17位でフィニッシュすることとなった。レース復帰後にトップグループとほとんど変わらないラップタイムをマークし続けていた通り、マシンのセッティングは良いものとなっていた。それだけに1周目のアクシデントが非常に悔やまれるレースだった。

■■■コメント■■■
<松浦孝亮>
「結果は残念だが、チームとの一体感をさらに感じたレースだった」
「1周目に後ろからヒットされてしまったのは本当に残念です。マシンのセッティングには自信があり、いいレースを戦えると思っていただけに悔しいレースです。今年は開幕2戦でリザルトを残せていません。しかし、リザルトからは見えない部分でのレース内容には良いものがあると感じています。クルーが一丸となって前向きに頑張ってくれていることが、僕にとって次のレースを戦うための大きな自信となっているんです。今日のレースでも、アクシデントでサスペンションまで壊れたマシンをすごく短い時間で修理してくれました。
 10周以上遅れてのレース復帰だったため、どういう風に戦えばいいのかがわからない面もありましたが、一生懸命にマシンを直してくれたクルーたちの仕事に報いるためにも、少しでも速く走りたかった。全力を出して走り、燃料が軽くなってからはトップグループと遜色ないタイムを出せました。 今回のレースで、チームにまた一段と深く受け入れてもらえたと感じることができました。ツインリンクもてぎでは、絶対にいいクルマを作れるという自信がありますので、これまで以上にいいレースを戦います」

<ロン・キャット:チームマネージャー>
「マシン修復作業の前に多くの時間がかかってしまったのが悔やまれる」
「開幕戦で我々をリタイアに追い込んだのと同じドライバーが、今回はリヤからぶつかってきた。彼にはもう少し冷静に走ることを覚えてもらいたい。 1周目のアクシデントは実に愚かなミスによるものだ。すでに目の前で起きたアクシデントに対し、イエローが出されていることが無線で知らされていたはずなのだ。我々はコウスケにアクシデント発生を無線で伝え、彼はアクセルを戻していた。他のドライバーたちも同じようにスピードダウンをしていたというのに、彼だけがとんでもないスピードを保ち続け、コウスケのマシンに突っ込んできた。
 我々のマシンはとても良いセッティングとなっており、レース復帰後にリーダーたちとほぼ同じペースで走ることができていた。残念なのは、アクシデントの現場からピットまでマシンが戻って来るのに時間がかかった上、ガレージとピットが遠く離れているために多くの時間をロスしたことだ。作業中にイエローが出されることもなかったため、順位を挽回することなくレースを終えるしかなかった」

■■■決勝結果■■■
1.81マイル(2.912km)×100周=181マイル(291.2km)   出走18台
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順位 No. ドライバー     周回数  タイム差
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1位   3  H.カストロネベス  100  2:01’07.3512
2位   9  S.ディクソン    100     +0.6007
3位  11  T.カナーン     100     +7.9130
4位  26  M.アンドレッティ  100    +13.5090
5位  27  D.フランキッティ  100    +14.5935
17位  55  松浦孝亮       83      +17周
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※シャシーは全車ダラーラ、エンジンは全車Honda、タイヤは全車ファイア
ストン

■■■ポイントスタンディング■■■
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順位 No. ドライバー   ポイント  ビハインド
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1位   9  S.ディクソン    80     リーダー
2位  10  D.ウェルドン    75       -5
3位   3  H.カストロネベス  75       -5
4位  11  T.カナーン     65      -15
5位   6  S.ホーニッシュJr. 61      -19
18位  55  松浦孝亮      27      -53
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*詳しくはスーパーアグリ・パンサー・レーシング公式ウェブサイトをご覧下
さい。