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●チャンプ・カー・ワールド・シリーズ第13戦メキシコ・シティ【二日目】フォト&レポート

<US-RACING>

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午前のプラクティスで3位だったウイルソンが、午後の最終予選でボウデイとトップ争いを演じた。残り7分となったところでレッド・フラッグが振られ、このときにウイルソンがトップ・タイムを更新。2分後にグリーン・フラッグとなってタイム・アタックが再開されたが、残り5分でボウデイはタイムを更新できず、ウイルソンが今シーズン2度目のポール・ポジションを獲得した。トロントの初優勝以降、勢いを持続できずにいたウイルソンが最後に調子を上げ、チームも大喜び。

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オールメンディンガーは昨日の予選タイムを更新するも、1分27秒台に入れることができず、最終予選では4位。しかし昨日暫定ポールを獲得していたので、スターティング・ポジションは2番グリッドとなり、ルースポーツのフロント・ローで最終戦のレースがスタートすることになった。今シーズン、ルースポーツにとって3度目となる予選ワンツーだが、これまでともにフロント・ローからスタートしたレースでは、優勝することができていない。今回こそ、どちらかが優勝できるだろうか。

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午前のプラクティスではチャンピオンの貫禄を見せ、トップ・タイムを記録したボウデイ。最終予選ではレッド・タイヤを装着し、3周目には1分27秒台を切るタイムを記録するも、マシンに異変が起こってその後タイムを更新することができずに予選を3位で終えた。昨年はこのメキシコ・シティでポール・トゥ・ウインを飾ったが、今年はセカンド・ローから追い上げることになる。昨年のようにチャンピオンが最終戦を制してシーズンを終えることができるだろうか?

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今週末もツー・シーターのチャンプ・カーが、ゲストを乗せてコースを走行している。今回はメキシコということで、ドミンゲスがドライバーを担当。このコースは他のコースに比べてフロント・ストレートが長いのが特徴だが、なんと走り始めの木曜日には最高速で190マイル(約305キロ!)ものスピードを記録した。後ろに乗っている人にとっては異次元のスピードを体験することになり、チャンプ・カーの速さを体で理解することになった。

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昨年までは“ミス・インディ”と呼ばれるコンテストがカナダやオーストラリアの各地でそれぞれ行われていたが、今年からロング・ビーチ、クリーブランド、トロント、エドモントン、サン・ノゼ、サーファーズ・パラダイスの6レースでコンテストが行われている。これは“フェイス・オブ・チャンプ・カー”というチャンプ・カーのプロモーションの一環で、キャンペン・ガールを選ぶコンテスト。各地で決定した代表者がこのメキシコ・シティに勢ぞろいすることになった。“フェース・オブ・チャンプ・カー・ドリーム・チーム”と呼ばれる彼女達、この中から選ばれた女の子が2006年度のチャンプ・カーの“顔”になるそうで、楽しみがまたひとつ増えた!