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●チャンプ・カー・ワールド・シリーズ第6戦トロント【初日】フォト&レポート

<US-RACING>

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昨シーズンと同じく、今年も14戦中3戦がカナダで行われるチャンプ・カー・ワールド・シリーズ。昨年同様、カナダの緒戦はオンタリオ州トロントからスタートする。毎年蒸し暑い気候となるトロントは、朝のうち気温21度と過ごしやすかったが、午後の第1予選が始まる頃になると27度まで上昇し、例年のような蒸し暑さとなった。午前のプラクティスでは昨年のウイナー、ボウデイがトップ・タイムを記録。迎えた午後の予選では午前のプラクティスで2位だったトレイシーが、ボウデイを抑えて暫定ポールを獲得した。2位にボウデイ、3位にはタグリアーニが入り、トップ・スリーに2人のカナディアン・ドライバーが入る。「セッション始めのクリア・ラップで走ったときに、トップ・タイムを出すことができた。2回目のスティントではフロント・グリップを少し強めにしたんだけど、クリア・ラップで走ることができなくて、その効果を出すことができなかったね。でもトップが取れたし、今週末のマシンは速いから明日の予選も楽しみだ」とトレイシー。4年連続でフロント・ローからスタートが確定したトレイシーだが、優勝したのは2003年だけ。明日の予選でトップとなり、2003年のようにポール・トゥ・ウインを飾ることが出来るだろうか? 

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カナダで大人気だった母国出身のドライバー、パトリック・カーパンティエがIRLに移行し、カナダのファンにとって少し寂しい母国での開催になるかと思われたが、トレイシー、タグリアーニといったベテランのカナディアン・ドライバーの人気は健在。タグリアーニは午後の第1予選で3位に着ける活躍を見せ、明日の予選、レースに向けて好調な出だしとなった。今シーズンは昨年アトランティック・シリーズに参戦していたレンジャーがステップ・アップを果たし、3人目のカナディアン・ドライバーとして参戦している。ルーキーのレンジャーはタグリアーニ同様ケベック州の出身だが、このトロントでの注目度はやはり高く、プラクティスや予選の終了後に多くの地元報道陣に囲まれて取材を受けていた。今日の予選で12位となったレンジャーだが、明日の予選で更なるポジションアップを期待したい。

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ルースポーツの2台に今回からスポンサーが付いた。昨年のデンバーから限定でオールメンディンガーのマシンに付いていたウエスタン・ユニオンが、このトロントから再びカムバック。送金システムで長い歴史を持ち、ルースポーツと同じくコロラド州デンバーに本社を置くこのグローバル企業は、カナダ全3戦(トロント、エドモントン、モントリオール)に加え、デンバーの計4戦で黄色のゼッケン10番をスポンサーする。また今年からこのチームに移籍したウイルソンのマシンには、コンピューター・システム関連企業のCDWが、ここトロントと次回のエドモントンでスポンサーとなる。新たなパートナーが加わった2台だが、初日の予選でウイルソンは7位、オールメンディンガー8位という結果だった。はたして明日の最終予選で、そのポジションを上げることができるか?

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インディ500でクラッシュして負傷したジュンケイラが、トロントで現在の状況を報告する記者会見を行った。会見場に現れたジュンケイラは、自分で歩くことができるまで回復していたが、少し痩せたような感じだった。マシンを運転できるのはいつ頃になるのかという質問に対して、「とても順調に回復している。今は約20センチの棒2本を10本のねじで背骨に固定しているんだ。左足のくるぶしもまだ治っていないし、完治するまで半年はかかるとドクターに言われているけど、できるだけ早く戻れるようにがんばるよ」と、聞いているだけでも痛い話を笑顔で答えていた。今シーズンの復活は難しい状況のようだが、早くチャンプ・カーをドライブする日が来ることを、願わずにはいれない。