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CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第12戦 シカゴ【プラクティス3】レポート

<US-RACING>
2日目朝のプラクティスは2グループに分けられ、各45分のセッションが2回の合計90分間で行なわれた。午前9時30分、まずグループ1のプラクティスがスタート。気温は26度、路面温度は32度とまずまずのコンディションだ。
 
セッション開始から7分経過した時点で、早くもパトリック・カーパンティエが総合で4番手となる22.714秒のタイムをマーク。これは昨日の彼のベストタイムを0.3秒近く削るタイムだ。10分経過時点、トップのカーパンティエに続き、ダリオ・フランキッティが22.914秒で2番手、ジミー・バッサーが22.936秒で3番手の順。
 
コース上にマシンの一部と思われる異物が見られたため10時4分に出されたイエローコーションをはさんでセッションは20分が経過。この時点ではカーパンティエが自らのタイムを更新する22.703秒で依然トップ。2番手バッサー(22.814秒)、3番手にはド・フェラン(22.907秒)と続く。10時9分、コースがグリーンフラッグとなり、セッションが再開となる。30分経過時点でトップはカーパンティエ。マーク・ブランデルが22.815秒のタイムで3番手に上がってくる。5分後、バッサーが22.658秒のタイムでグループ1のトップとなると、その更に5分後、今度はジル・ド・フェランが非公式のコースレコードとなる22.450秒の最速ラップをマーク。しかしセッション終了間際にバッサーが22.344秒のタイムを叩き出し総合トップとなる。
 
20分経過すると今度はケニー・ブレックが22.410秒でグループ1トップへ。2位はトニー・カナーンで22.449秒、そして3位はロベルト・モレノで22.496秒と各ドライバーは午後の予選に向け、着実にセットアップを煮詰めてくる。11時12分、セッションがスタートしてから27分が経過した時点で、ファン・モントーヤが総合トップタイムとなる22.325秒をマーク、一躍トップとなる。30分経過、順位は1位モントーヤ(22.344秒)、2位ブレック(22.410秒)、3位パピス(22.426秒)のオーダー。
 
セッション終了まであと5分となり、モントーヤが22.171秒と自己のタイムを更新しトップを守る。ここでカストロネベスが22.183秒とモントーヤに迫るタイムをマーク。3番手にはクリスチアーノ・ダ・マッタが22.285秒と迫る。この後、モントーヤは更にタイムを縮め、セッション終了までに22.061秒をマークする。
 
11時30分、チェッカーフラッグが降られ、最終プラクティスセッションが終了。モントーヤが22.061秒で総合トップとなった。
 
今回のセッションでは、出走した24台の中、17位までが昨年マックス・パピスの持つコースレコードよりも良いタイムをマーク。また、トップのモントーヤから20番手の中野信治までが1秒以内という接近したタイムだった。
 
このあと午後1時30分からシングルカー・クオリファイ方式で予選が行なわれる。