CHAMP CAR

CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第12戦 シカゴ【最終予選】レポート

<US-RACING>
1時30分から予定されていた公式予選はインディライツの予選が遅れたことで1時45分からスタートとなった。午前中は雲の間から見え隠れしていた太陽も、予選が始まる頃には晴れ間が広がり、気温も32度へと上昇、路面温度も39度となり、このレースウィーク中で最も高い温度となった。

オーバルコースの予選は、プラクティスタイムで遅かった順に1台づつコースインし、2〜3周のウォームアップラップ(ドライバーがチョイスできる)のあと、2周のタイムアタックの権利が与えられ、良い方のタイムで決勝グリッド順を決めるオーバルコース特有のシングルカー・クオリファイ方式で行なわれる。

午後1時45分、最初のドライバーのルイス・ガルシアJr.がコースインし予選がスタート。しかしガルシアJr.は、メカニカルトラブルでスピードが乗らず、2周のウォームアップランを消化した時点でタイムアタックを断念、ピットロードへ戻った。その後ガルター・サレス、タルソ・マルケスと次々とタイムアタックが進み、5番手にコースインした中野信治はアンダーステアに悩まされながら23.159秒のタイムで暫定3位につける(最終的には22番手)。

プラクティス中から多くのマシンがレコードタイムを記録してきただけあって、7番手にコースインしたマイケル・アンドレッティが、22.660秒をマークし公式記録となるコースレコードを塗り替え(プラクティス中のタイムは公式記録とはならない)暫定ポールポジションを確保する。

予選は続き、9番手のダリオ・フランキッティ(22.468秒)、11番手のポール・トレイシー(22.394秒)が次々とコースレコードを塗り替えるタイムをマーク、暫定ポールポジションが入れ替わる。続くオリオール・セルビア、ロベルト・モレノ、パトリック・カーパンティエ、アレックス・タグリアーニ、ジル・ド・フェラン等が、続々と22秒第半ばのタイムを出すが、トレイシーとフランキッティのチーム・KOOLグリーンペアのタイムに届かない。

ところが17番手にコースインしたトニー・カナーンが、右腕にギブスをはめたままにも拘わらず、22.137秒のタイムをマークして一気にコースレコードを更新、暫定ポールポジションを奪取。カナーンの2台あとにケニー・ブレックが22.235秒を出し暫定2位へ。後に続くパピス、バッサー、ダ・マッタ等は、22秒台半ばのタイムが精一杯でカナーンに届かない。ここでインディライツ時代からライバルだったエリオ・カストロネベスが22.133秒と僅差ながらカナーンを凌ぐタイムで暫定ポールに立つ。しかし朝のウォームアップでも最速タイムをマークしているファン・モントーヤがコースイン、ウォームアップランの後いきなり1回目のアタックで22.107秒のコースレコードを叩き出してポールポジションを奪取。モントーヤは2度目のアタックをせず、悠々とピットへ戻り、チームの祝福を受けた。このあと最初にタイムアタックを諦めたガルシアJr.が最後にもう一度コースインしたが、ここでもスピードが乗らず1周でピットイン、ノータイムで予選24位となった。これでモントーヤの今季5度目、自己通算12回目のポールポジションが確定した。

エンジンメーカー別に見ると、ポールポジションがトヨタで2番手がホンダ、メルセデスが3番手に入りフォードが4番手という、マニュファクチャラークチャラー4社全てが予選順位のトップ4に入るという、面白い結果となった。これはCARTシリーズが96年にトヨタを含む現在の4メーカー体制となってから初めてのことだ。

各ドライバーはプラクティスから接近したタイムで凌ぎを削り、結果予選17位までのマシンがコースレコードを破るタイムをマーク。またポールポジションのモントーヤから14位のオリオール・セルビアまでのタイム差が0.5と相変わらずの僅差で、明日の決勝レースはかなりの接近戦が期待できる。