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CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第12戦 シカゴ【プラクティス2】レポート

<US-RACING>
午前のセッション終了後、サーキット周辺はやや雲行きが怪しくなり、昼休み時には小雨がぱらつく場面も見られた。天気予報では雷を伴うにわか雨が降る可能性もあるという状況下、午後2時45分、2回目のプラクティスがスタート。コンディションは気温32度、路面温度は38度まで上昇した。

午前のセッションと変わり、今度は全車によるプラクティスである。セッション開始から10分後、早くもパトリック・カーパンティエが23秒を切る22.989秒のタイムをマーク。以下ダ・マッタ(23.013秒)、ブレック(23.041秒)等が、23秒前半のタイムで続く。

いったんコース上の異物を除去するべくイエローフラッグが出された後、3時過ぎにグリーンフラッグとなる。そして3時5分、ここでメルセデスエンジンを駆るトニー・カナーンが22.994秒のタイムを叩き出し、このセッションでトップとなる。カナーンは前回の11戦からシリーズへ復帰したものの、未だ腕にギブスをはめての参戦だ。セッションも30分が経過し、ブレックが午前中に引き続き、またしてもコースレコードタイムを上回る22.557秒をマーク。オーダーはブレック(22.557秒)以下、セルビア(22.880秒)、モントーヤ(22.935秒)と続くが、このあと40分が経過した時点でモントーヤが22.816秒のタイムで2番手に上がる。

午後のセッションも半分を過ぎたあたりになると、心配されていた雨雲が少しづつサーキットへと接近、気温もやや下降ぎみとなる。1時間が経過した3時45分、ブレックの22.57秒を凌ぐものは現れないが、2番手にダ・マッタ(22.677秒)が、そして3番手にカストロネベス(22.691秒)が上がってきた。各マシンが明日の予選に向けてタイムアップにトライする中、4時13分、ポール・トレイシーがターン4でトラクションを失いスライド、内側のコンクリートウォールにマシンをヒットしてしまう。幸いドライバーにはケガは無く、自力でマシンから脱出したものの、セッションはフルコースコーション。ここでCARTオフィシャルは、予定の終了時間までにコースをクリアにする事が困難であると判断し、この時点で午後のプラクティスセッションを終了とした。

結局午前のセッションに引き続き、ブレックが22.557秒で午後のセッションでもトップタイム。以下2番手ダ・マッタ(22.677秒)、3番手カストロネベス(22.691秒)と続いた。中野信治はセッション中盤、マシン後方からスモークが上がるメカニカルトラブルにみまわれタイムをロス。午前のプラクティスタイムをやや上回る23.722秒で22番手に付けた。
 
エンジン別に見ると、相変わらずフォード1位だが、2位にトヨタ、3位にホンダが上がり、メルセデスもカナーン5位、マウリシオ・グージェルミン6位と各メーカーが揃って上位に顔を出してきた。今シーズンで限りで参戦を止めるという噂で持ちきりのメルセデスが、久しぶりに上位に顔を出している。

午前中のセッションでクラッシュし、ロヨラ大学病院へと運ばれCTスキャンなどの精密検査を受けたクリスチャン・フィッティパルディは、軽い脳震盪と診断されたものの、入院するまでには至らなかったようだ。

明日土曜日は、現地時間の午前9時45分から最終プラクティスが行なわれ、1時30分からシングルカークォリファイによる予選セッションがスタートする。