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CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第3戦 ロング・ビーチ【予選】レポート

<US-RACING>
今年初のストリートコース、初日の予選はまたもフェルナンデスがトップタイム

 午後2時30分、今年初のストリートコースで第1回目の公式予選が行なわれた。ロードコースの予選はオーバルとは違い、金曜日と土曜日の2回、それぞれ2グループに分けての混走となる。

 午前中のプラクティス時から気温は上昇し、予選スタート時の気温は25度、路面温度は38度というコンディション。前回のロードコース(ストリートコース)でのレースである99年サーファーズパラダイスでの予選順位をもとにグループ分けされ、まず遅い方のグループで形成されたグループ1がグリーンフラッグを合図にコースイン、30分間の予選セッションが始まった。

 20分を経過した時点での暫定トップは1分8秒969をマークしているジミー・バッサー。以下エリオ・カストロ-ネベス(1分9秒747)、ノルベルト・フォンタナ(1分9秒964)と各ドライバーは、1分10秒を切るタイムを記録し始めた。そして午後3時、第1グループの予選セッション終了時点で、第1グループの最速ラップは1分8秒814を記録したロベルト・モレノ。2位はジミー・バッサー(1分8秒969)、3位エリオ・カストロ-ネベス(1分9秒057)と続く。

 午後3時15分、今度は速い方のドライバーで形成されたグループ2の予選が開始される。セッション開始から7分後、午前中のプラクティスでトップタイムを記録したアドリアン・フェルナンデスが1分8秒764をマーク、またもトップへ。3時31分、ジル・ド・フェランが1分8秒643を記録してトップを奪うが、好調のフェルナンデスはその4分後に1分8秒636のタイムを叩き出し、再度トップへ返り咲いた。

 セッション終了5分前の3時40分、ダリオ・フランキッティがターン9でバリアに突っ込みレッドフラッグ。フランキッティは予選を中断した原因を作ったということで8分間のペナルティを受けた。コースは3時43分にグリーンとなるが、結局タイムの更新は無し。フェルナンデスが1分8秒636のタイムで暫定ポールポジションを獲得し、2位はド・フェラン(1分8秒643)、3位はマックス・パピス(1分8秒698)と続いた。

 午前中のプラクティスをトラブルでほとんど走り込むことが出来なかった黒澤琢弥は、タイムアップしたものの1分13秒263で25位に終わる。

 今年初のストリートコースとなるロングビーチで、初日はフェルナンデス&フォードが完全制覇。予選2番手には昨年のロングビーチウイナーのホンダが入り、トヨタは5番手となっている。プラクティスで上位に入ったメルセデスはモー・ナン・レーシングのカナーンの10位が最高位となった。