ALMS

アウディ、総合2 位、3 位を獲得

<Audi>
【第10 戦 :デトロイト】
• アウディ、20 回連続のLM P1 カテゴリー優勝
• デトロイトの市街地サーキットでエキサイティングなデビュー
• アウディ、8 回連続のマニュファクチャラーズタイトルを獲得
デトロイト(米国ミシガン州)の新市街地サーキットで9 月1 日に開催されたアメリカン・ルマン・シリーズ(ALMS)第10 戦において、エマニュエル・ピロ/マルコ・ヴェルナー組のアウディR10 TDI が総合2 位、LM P1 クラス優勝、チームメイトのリナルド・カペロ/アラン・マクニッシュ組が総合3 位、LM P1 クラス2 位でゴールし、アウディはルマンプロトタイプレースの最高峰であるLM P1 カテゴリーで記念すべき20 回連続の優勝を飾り、同時にシーズン終了まで2レースを残した状態で、8回目のマニュファクチャラーズタイトルを獲得しました。ピロ/ヴェルナー組は、2時間45 分に及ぶレースの残り4 周までトップを走行していましたが、重量的に有利なLM P2 カテゴリーのポルシェに僅か5.9 秒及ばず、総合優勝を逃しました。
4 列目からのスタートとなった2 台のアウディR10 TDI マシンは、ファンにすばらしい走りを披露しました。レース開始から1 時間後、マルコ・ヴェルナーはストップアンドゴー ペナルティによりピットインを余儀なくされますが、その後3 位まで順位を戻しました。フルコースイエローの間にドライバーチェンジしたエマニュエル・ピロは、リスタートの際にアウディR10 TDIの圧倒的なパワーで一気にトップに立ちました。レース終了まで35周を残し、ロメイン・デュマ(ポルシェ)と熾烈な争いを繰り広げ、102周目から106周目にはトップを走行。デュマがトップに立った際に2 台が軽く接触、ピロが一時的にトップを奪い返しますが、最終的に5.9 秒差で総合優勝を逃しました。
【アウディドライバー/アウディチーム首脳のコメント】
Dr. ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディ モータースポーツ代表)
ドラマチックなALMS レースになった。モスポートの後、今回のレースがここまでの接戦になるとは考えていなかった。長い時間トップで走行していたのに、残り3分で総合優勝を逃したことは当然悔しいが、その一方で、特に予選が終わった後では、ストリートサーキットで軽いLM P2 マシンに勝つことは期待していなかった。チームとしてのパフォーマンスと作戦は非常に優れていた。ドライバー達は再びアウディTDI パワーの実力を十分に発揮してくれた。
エマニュエル・ピロ(アウディR10 TDI #2)
すばらしいレースだった。デュマの終盤の走りは早かった。30 年のレース経験で学んだ全てを生かしトライしたが、卑怯なまねはしたくなかったし、タイヤがゴミを拾っており、終盤で無理はできなかった。アウディとTDI テクノロジーのおかげで今日はすばらしい結果が出せた。とても満足している。
マルコ・ヴェルナー (アウディR10 TDI #2)
アウディとチャンピオン レーシング チームにはとても感謝している。ピットクルーはすばらしい仕事をしてくれた。アウディR10 TDI の調子はとてもよく、自分のスティントも調子が良かった。総合優勝は目前だったが、残念ながら最後の5 分でチャンスを逃してしまった。
【ALMS 第10 戦 デトロイト結果】
1. デュマ/ベルンハルト (ポルシェ) 106ラップ 2 時間45 分36.179 秒
2. ピロ/ヴェルナー (アウディR10 TDI) +5.948 秒(LM P1 カテゴリー1 位)
3. カペロ/マクニッシュ (アウディR10 TDI) +17.970 秒(LM P1 カテゴリー2 位)
4. ワレス/ライツィンガー (ポルシェ) +22.242 秒
5. ブラバム/ヨハンソン (アキュラ/ホンダ) +22.569 秒
6. フェルナンデス/ディアス (アキュラ/ホンダ) +23.887 秒
7. ダイソン/スミス (ポルシェ) +41.513 秒
8. バッハ/デヴリン (ローラ-マツダ) −1 ラップ
9. マーセン/ブリスコー (ポルシェ) −2 ラップ
10. オコネル/マグヌッセン (コルベット) −3 ラップ