ALMS

アキュラのアメリカン・ルマン・シリーズ(ALMS)参戦へ向けたテストを開始

<Honda>

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2006年9月5日(火)
 本田技研工業(株)の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州 トーランス、社長:近藤 広一)は、2006年8月30日に以下を発表致しましたので、その内容をご案内致します。
 2007年からアキュラが参戦するアメリカン・ルマン・シリーズ(ALMS)に向けたテストがアリゾナ州チャンドラーのファイヤーバード・インターナショナル・スピードウェイで開始され、2日間の走行は上々の結果に終った。
 ロウズ・フェルナンデス・レーシング(Lowe’s Fernandez Racing)のエイドリアン・フェルナンデスは8月29日(火)、30日(水)の2日間にわたって全長1.25マイルのファイヤーバード・スピードウェイ東コースを走り、トラブルなく250マイル以上の距離を消化した。マシンは新しいアキュラLM V-8エンジンを搭載したローラB05/40であり、タイヤはミシュランを使用している。
 テスト初日は気温が42.2℃という暑さだったが、フェルナンデスはトラブル無く102周の走行をこなし、48秒7というベストタイムをマークした。2日目も同じく高温の中、フェルナンデスが105周を無事に消化し、47秒26までタイムを伸ばしている。
 アキュラ・モータースポーツのプログラムは、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)が初めて単独でエンジンの設計と開発を社内で手がけている。HPDがALMSとインディ・レーシング・リーグ(IRL)という、2つのプログラムを同時に進めるのも初めてである。
 ALMSは、伝統のルマン24時間レースを頂点モデルとして、ヨーロッパやアメリカ合衆国内や日本で開催されているスポーツカーによる耐久レース・シリーズのひとつである。このシリーズには、1952年に初めて開催されたセブリング12時間と、ロードアメリカ、ミッド・オハイオ・スポーツカー・コース、ラグナセカ、ミラー・スポーツ・パーク、ロード・アトランタなど、全米のすぐれたロードサーキットを舞台にした各レースが含まれている。
 今後は10月以降もテストを行い、来年3月に開催されるセブリング12時間で実戦へのデビューを果たす。アキュラ・モータースポーツの名の下、アキュラLM V-8エンジンを搭載したマシンで2007年のアメリカン・ルマン・シリーズに参戦するのは、アンドレッティ・グリーン・レーシング(Andretti Green Racing)、ハイクロフト・レーシング(Highcroft Racing)、そしてロウズ・フェルナンデス・レーシングの3チームである。
■ロバート・クラークHPD社長
「このテストはHPDが目指す独自の研究・開発という目標へ新たな一歩を踏み出すものになります。まず、最初の段階で私たちはアキュラを走らせるために必要な設備を整えました。続いてALMS用のエンジンを完成させました。ダイナモを使ったテストを3カ月以上行ってきましたので、テスト中の信頼性には自信がありました。もちろん、実際にエンジンと車体を組み合わせたのは今回が初めてなので未知の要素もありましたが、この2日間のテストは、私たちにとって3段階目であり、開発プログラム全体から見ても特別に意味のあるものでした。HPDが独力で設計と製作を行ったエンジンが実際にサーキットを走ったのだから、歴史的な出来事といえるでしょう。HPDにとって非常に誇らしい瞬間でした。テストが順調に好結果を残して終了したのは、プログラムに関わった人たちすべての力によるものであり、そのことも大変誇らしく思っています」
■エイドリアン・フェルナンデス(Adrian Fernandez)ロウズ・フェルナンデス・レーシング チームオーナー
「アキュラと我々のスタッフは、マシンの準備を進めるにあたって本当に素晴らしい仕事をしてくれた。最初に走り出したときから、信じられないほど順調だった。エンジン音はすばらしく、ステアリングやブレーキも楽々と扱うことができた。まったく、なんと言っていいのかわからないくらいだ。しかも、ものすごく速かった。乗り始めた瞬間からマシンは最高だったが、そのあとも驚くほどのペースでさらに調整を進めていくことができた。ロウズ・フェルナンデス・レーシングがアキュラと協力してこのプロジェクトに参加できたことを、大変うれしく思う。来年から参戦するALMSの見通しは非常に明るいと感じた」
■トム・アンダーソン(Tom Anderson)ロウズ・フェルナンデス・レーシング共同オーナー
「まったく新しい組み合わせのマシンをテストして、最初からこんなにうまくいったことは今までになかった。これはALMSのプログラムに参加したHPDやローラやミシュランの人たちの、驚くべき能力を証明するものだろう。このマシンが走っているのを見守る気分は最高だった。秋から冬にかけて、さらにテストを続けていくのが待ち遠しくて仕方がない」