<US-RACING>
■アップダウンに富んだコースはタイヤにも厳しい性格
オーバーテイク・ポイントは、ホーム・ストレッチ・エンドのヘアピン状になったターン2と、下りながらの右高速コーナーの先でフル・ブレ−キングを行う最終ターン。他に、ターン2を大きくスピードを乗せたまま回り、続くターン3への進入で勝負!という手もあるが、これを成功させるには相手が小さなミスを冒さないとダメ。名物コーナーのコークスクリューでパスするのは至難の業。
■ラグナ・セカ・レースウェイ・リザルト
ここラグナ・セカでのCARTのレースは1983年にスタートし、
今年で18回目を迎えた。それぞれの年のポールポジションとウイナーは、
1983年:ポール=テオ・ファビ、ウイナー=テオ・ファビ
1984年:ポール=マリオ・アンドレッティ、ウイナー=ボビー・レイホール
1985年:ポール=レイホール、ウイナー=レイホール
1986年:ポール=マリオ・アンドレッティ、ウイナー=レイホール
1987年:ポール=マリオ・アンドレッティ、ウイナー=レイホール
1988年:ポール=ダニー・サリバン、ウイナー=サリバン
1989年:ポール=リック・メアーズ、ウイナー=メアーズ
1990年:ポール=サリバン、ウイナー=サリバン
1991年:ポール=マイケル・アンドレッティ、ウイナー=マイケル・アンドレッティ
1992年:ポール=マイケル・アンドレッティ、ウイナー=マイケル・アンドレッティ
1993年:ポール=エマーソン・フィッティパルディ、ウイナー=トレイシー
1994年:ポール=トレイシー、ウイナー=トレイシー
1995年:ポール=ジャック・ビルニューブ、ウイナー=ド・フェラン
1996年:ポール=ザナルディ、ウイナー=ザナルディ
1997年:ポール=ハータ、ウイナー=バッサー
1998年:ポール=ハータ、ウイナー=ハータ
1999年:ポール=ハータ、ウイナー=ハータ
となっており、最近ではハータの3回のポールポジションと、2度のポールtoウィンが際立っている。今回久しぶりにステアリングを握ることになったハータだが、果たして昔どおりの走りができるか。また、現役では1991年から2連続ポール・トゥ・ウインを達成したアンドレッティと、1993年に優勝し、1994年にポール・トゥ・ウインを獲得しているトレイシーも注目だ。偶然にも今年はこの二人が現在のランキング1位と2位だ。
1988年にコースレイアウトが変わり、1.9マイルから2.214マイルへと大きく変更。その後1996年にも若干の変更が施され、現在の2.238マイルのコースとなった。現在のコースレイアウトでのコースレコードは、1997年のポールシッター、ハータが記録した67.895秒となる。