僕は嬉しい! ここしばらくブロッキングペナルティ以外で、こんなに議論が沸いた事があったでしょうか。真実は本人以外は分かりませんし、それが明らかになる事は、おそらくないでしょう。だからこそファンは盛り上がれるのであります。
実はこのネタ、没になる予定でした。しかしインディジャパン発表会の後、数時間もの議論のうえ「1つの見解として」ということでOKがでました。
「ダリオがわざと小突いた」「ウィルが閉めたからぶつかった」云々話している間に、ロジャー選手が「ウィルはダリオを見てなかった」とコメントされていたことが判明。ドライバーがそう感じたのであれば、それが結論でいいかな……と思ったものです。
また、編集長は「接触は多少なりとも自分のマシンにダメージがある。そんなことするかな?」と。ふむぅ、確かにそうだ。
しかし20ポイントのリードでチャンピオンシップを有利に進めていたのはダリオ。また場所は1速か2速の超低速ターンの中間点。ダリオはちゃんと飛び込めていた? うーん、僕にはウィルは開けていたし、ダリオはジャスティンみたいに引く事ができたと思うんです。またあのターンで、たとえ並走したところで抜けなかった気もします。
今回こんなふうに感じてしまったのは、最近ダリオ(とディクソンもかな……)が、ブロックされた相手を抜く時に牽制を入れたり、空気を切ったりするシーンを何度か目にしたことがあるからかも? 2人とも静かですが、クルマに乗るとけっこうヒートしている気がするのです。
個人的には、やっとダリオが本気を出す相手が出てきたんだなと、嬉しく思っています。KOOL時代はチームメイトにも関わらず、ポール・トレーシーとしょっちゅうぶつかっていたことを思い出します。やっぱりファイターだったんですよ、きっと。
いっぽうでウィルは「他のドライバーにはジェントルだけれど、僕には汚い!」とコメント。でもそれは、ダリオがライバルとして認めてるってこと。それに、厳しいチェックをする事がわかっていたなら、さらに慎重に、老獪に対応しないと! もちろんスピードだけで押し切るのもいい。それができればカッコいい!
皆さんはどう感じられましたでしょう?
Illustration & TEXT by アラブルカ
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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