4コママンガ

叫び – インディカー・IRL –

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 うわぁぁぁー、ポール兄貴が予選落ち!? そんな残酷な〜。今年こそ2002年の復讐を成し遂げると思っていたのに! 彼の裏(?)トレードマークのマスクを被ってミルクを飲んでほしかったのに!(ちなみにマスクは2006年サンノゼでのノゼアレックス・タグリアーニとの乱闘事件後に、タグリアーニの地元ファンを挑発する意味で被ったもの。乱闘事件の原因はポールのコース復帰の仕方ですが、乱闘になったこと自体はポールのせいではありません。)
 今年のポール・トレイシーは気合いの入りかたが違いました。事前にフィットネスを徹底して、2003年にチャンプカータイトルを獲った時のスーツが入るほどシェイプアップ。クルーチーフもかつての戦友バリー・グリーンが就任します。そして最後のアテンプトまで、見た目は彼らしい豪快で強烈なアタック。どのターンでもほとんど壁に当たっているかのような走りで、ターンを抜けるたびに「うわっ」「アブネー」など叫びながらストリーミングを観たものです。しかし最近思うに、オーバルは壁際まで寄れたから速いってわけではないような気がしています。見ていると速いマシンはウォールまでタイヤ2個分、いや半車身くらい離れていても速いのです。とにかくギリギリのバランスで前に進むクルマに仕上げる、チームのエンジニアリングの勝負なのかも? とも感じています。それにしても肝心のところでセットを外すとは……。
 またポール・トレイシーの予選後インタビューが、今にも泣きそうな表情に見えて、こちらもツラい。ツイートも一瞬そんな雰囲気が漂う切ない状況。ポールとグリーンには、また1つインディ500を勝たなければならない理由が増えましたね。
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4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
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Illustration & TEXT by アラブルカ