[3年目もマイペース? – インディカー IRL -]
ものすごく、ものすごく期待していたんですよ。2年目のマルコ・アンドレッティ。デビューイヤーのインディ500やソノマでの優勝を見たファンは、2007年の台風の目はマルコだと考えていたハズ。しかしいわゆる「2年目のジンクス」にすっかりハマり、不振のシーズンを過ごしてしまいました。原因はいろいろあったと思うのですが、2世ドライバーにありがちな、ちょっと強引なドライビングによる接触も多かったように感じます。今考えると、1年目はまわりのドライバーが引いてくれる部分もあったのかもしれませんね。ただコントロール能力や格闘能力は素晴らしいものがあるので、これを糧にしてライバルとの絶妙の間合いをつかめば、父マイケル同様に素晴らしい活躍を披露してくれることでしょう。
心配なのはセッティングが決まるかどうか。ダリオ・フランキッティの抜けた穴は、マルコにとってとても大きなものになるかもしれません。以前マルコがセッティングに悩んだときに、ダリオのセットをコピーしたら速くなったと聞いたことがあります。そのころからセットアップ能力が成長しているかどうかも問われます。
あとはシリーズにレジェンダリーなドライバーが欲しいですよね。マイケル・アンドレッティにアル・アンサーJrがいたように、マルコを燃えさせるライバルがほしいところです。実際マルコも下位フォーミュラ時代、今日は勝てないなと思ったレースも「とりあえずアルとルイエンダイクの前には出ておくか」と思ったことがあるそうです。もちろん周り全員がライバルなわけですが、絶対負けられない相手がペンスキーあたりで走っていると、応援するほうも燃えますよね！
同様のことがチャンプカーのグラハムにも言えるのですが……。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
4コマの内容はフィクションです。
登場する団体・人物等は実際とは異なります。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
Illustration & TEXT by アラブルカ