Hiroyuki Saito

Rose Parade

新年、明けましたね。おめでとうございます。日本も年末年始の大型連休が終わり、お正月気分が抜けきれないまま仕事始めとなっているのではないでしょうか。
今年は久しぶりにアメリカで年越しをしました。LA界隈で年末年始を過ごしたことがなかったので、身の回りで生活している人たちがどのような年越しをするのか興味がありました。しかし、特に街が華やいでいくといったこともなく、クリスマスから続く最後の休暇をゆっくり過ごしていた感じですね。
まぁ、お正月を感じるっていう意味では、正月用の飾り付けをしていた日系のスーパーに行ったときくらいでしたね。でも外に出ると寒くもなく、そこは青空が広がるカリフォルニア。日本のお正月とはかけ離れた世界でした。
年末気分も無いまま大晦日の夜はどうしようと思っていたら、独り身の僕を気遣ったのかロジャー安川が家に誘ってくれました。紅白歌合戦(ケーブルテレビで観れるんです。しかも日本と同じように年越し直前に終了するんです)を観つつ、奥さんお手製の美味しいおせち料理を頂き、日本の年越し気分を味わうことが出来ました。
ロサンゼルスに神社があるので初詣にいけるのですが、そこまでする気もなかったので、一度は見ておいた方がいいと言われたローズ・パレードにいってきました。ダウンタウンから車で15分ほど北上したパサデナという街のコロラド通りを数十万本のバラで飾られた数十台のフロートがパレードするお祭りです。
今年で119回目というこの花の祭典、アメリカの新年はこのパレードから始まると言われているほど全米では有名なようで、ダウンタウンに住んでいるロジャーの家に泊まったことだし、行ってみようと思ったわけです。
会場は凄い渋滞になるといわれていたので朝6時30分には起きました。まだ眠っていたロジャーも無理やり起こして出発です。現場までは心配していたほど渋滞もなく、わずか15分で到着。パレードが始まる午前8時前にはコロラド通りに居ることができ、元旦早々、早起きは三文の得だなぁ、なんて思いながら待機しているフロートをゆっくり鑑賞することが出来ました。

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なにやらこのローズ・パレードの華となるのは花だけではなく、コンテストでローズ・クイーンに選ばれた女性も話題のひとつです。このクイーンになることはアメリカで結構なステイタスになるらしいですよ。現場について初めて目にしたのがこのクイーンズが乗ったフロートだっただけにちょっと今年はついているのでは? と思わせるファースト・インパクトです。

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全米に放送されるため、コロラド通りの脇の空き地にはテレビ中継をするステージが設営されていました。規模の大きさが伺えますね。このパレードのあと、アメリカの国民的スポーツ行事カレッジフットボールがローズ・ボールで行われるわけです。インディ500の前日にダウンタウンで行われるパレードみたいな感じですね。

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スポンサーともなっているホンダのフロートです。車は北米で販売されているピックアップトラックのリッジラインですね。あとでわかったのですが、パレードの途中、見せ場となるところでこのリッジラインの車体が割れ、中からASIMOが出てきたようです。粋な見せ方ですね。

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僕が住んでいるトーランスの街もフロートを出していました。同市には多くの日系企業が集積しており、多くの日本人が住んでいます。そのためかフロートは日本を象徴した物となっていましたよ。先頭には着物を着た女性が2人立ち、神社の鳥居、丸い橋、扇子、舞妓さんの顔? といったものが乗っていました。ある意味わかりやすいです。

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こちらはハワイからの参加です。カリフォルニアといえど気温は低く肌寒い中、アロハな格好でがんばっていましたよ。

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そして日本人的に今回のパレードの目玉といえば、ドジャースで活躍した斎藤隆投手です。他の選手と共にドジャースのフロートに乗ってパレードに参加していました。

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毎年、日本の高校生マーチング・バンドがこのパレードに参加しているようです。今年は明石北高校音楽部の皆さんがコロラド通りをパレードしていました。総勢100名以上はいたのではないでしょうか。パレードで演奏している姿はなんとも若々しく、清々しいものでした。

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パレード前に緊張していたというよりは、なんだか楽しそうにしていましたよ。初めての海外だった人も多かったと思います。

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高校生という多感な時期に年末年始を海外で、しかも世界的に有名なパレードに参加できたのは、とてもいい思い出になったのではないでしょうか。皆さん、僕にはもう出来ないステキな笑顔をしていました。
その頃のピュアな気持ちは忘れたくないなと思いつつ観賞していたわけですが、ふと考えるとその純粋さをもう覚えてないなぁと思った2008年の元旦でした。賀正。