NASCAR

“トヨタ カムリ”トップ4独占!

<Toyota>
NASCAR NATIONWIDE SERIES
第18戦 Dollar General 300
7月10日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第18戦「Dollar General 300」がシカゴランド・スピードウェイで開催された。

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 10日(金)朝からの雨は止んだが、濡れた路面を乾かすために、予定よりも遅れて開始された予選では、前日のスプリント・カップ・シリーズ予選でポールポジションを獲得しているブライアン・ヴィッカーズが最前列2番手を獲得。公式練習走行でもトップタイムをマークするなど好調なジョーイ・ロガーノが3番手。カイル・ブッシュが6番手、ケリー・バイアス、トレバー・バインが7、8番手で続き、9台の“トヨタ カムリ”が決勝に進んだ。
 午後7時20分に、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:480km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのカール・エドワーズ(フォード)が首位を逃げたが、17周目にロガーノがエドワーズをパスし、首位に浮上。これに、まもなくヴィッカーズとKy.ブッシュが続く形となり、“トヨタ カムリ”が後続を大きく離しての1−2−3体制となった。
 その後もロガーノが独走状態で首位を逃げたが、92周目にこの日初めてのイエローコーションが出され、全車ピットイン。ここでKy.ブッシュのピットクルーが素晴らしい働きを見せ、Ky.ブッシュをトップでコースへと復帰させた。
 Ky.ブッシュを先頭に、2番手で再スタートを切ったロガーノは、若干遅れ、一時は4位まで後退。しかし、徐々に首位のKy.ブッシュへと追いつき、再びKy.ブッシュ、ロガーノ、ヴィッカーズの3台がトップ3を占める形となった。

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 92周目以来、イエローコーションが出ず、150周前後に全車グリーン下でピットインし、給油とタイヤを交換。その後もKy.ブッシュとロガーノの首位争いは続き、174周目についにロガーノが首位に浮上した。
 186周目にこの日2度目のイエローコーションが出されると、首位のロガーノと6位走行中のリフラーを除いて後続はピットイン。タイヤを交換し、最後のバトルに備えることとなった。
 古いタイヤのままのロガーノとリフラーを最前列に、2列目には新品タイヤのKy.ブッシュとヴィッカーズが控え、191周目に再スタート。残り9周での最後のスプリントレースが開始された。
 好スタートを切ったロガーノに、後方からKy.ブッシュが襲いかかったが、ロガーノは見事にこれを抑えきり、トップでチェッカー。ロガーノは見事今季3勝目を挙げた。Ky.ブッシュが2位、ヴィッカーズが3位、リフラーが4位に入り、“トヨタ カムリ”はトップ4を独占した。ロガーノとKy.ブッシュの2台による1−2フィニッシュは今季4度目。
 次戦第19戦は7月18日(土)に米国中部イリノイ州マディソンのゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイで行われる。

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ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「我々と38号車(ジェイソン・リフラー)を除いた全車がピットに入っており、最後、激しい追い上げを受けるのは予想していたが、それでも、最低2位ではフィニッシュできると考えていた。再スタート後、ターン1への進入では、可能な限りハードに攻め、充分なギャップを築けた。その結果、カイル(・ブッシュ)は私の後方で乱れた空気の中で走らざるを得ず、逃げ切ることが出来た。我々は今日最速の“トヨタ カムリ”を持っていたが、最終的に勝てるとは思っていなかった。再スタート後に先頭に立てたのが大きかった。今日の“トヨタ カムリ”はケンタッキーで勝利を挙げたのと同じ車両であり、調子も良かった。ヴィクトリーレーンに戻れて本当に嬉しい」

第18戦 Dollar General 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回

1 3 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 200
2 6 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
3 2 32 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 200
4 12 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 200
8 13 10 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 200
12 8 99 トレバー・バイン トヨタ カムリ 199
17 18 15 マイケル・アネット トヨタ カムリ 198
20 30 11 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ カムリ 197
40 7 47 ケリー・バイアス トヨタ カムリ 8
観客数(主催者発表):60