NASCAR

ブライアン・スコットが初優勝!

<Toyota>
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第7戦 AAA Insurance 200

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NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第7戦「AAA Insurance 200」が5月 30日(土)、ドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催された。

 28日(木)の2回の練習走行を経て、予選は29日(金)午前10時から行われ、ブライアン・スコットが2列目3番手を確保。6番手以降にテリー・クック、ジョニー・ベンソン、トッド・ボダイン、ブライアン・アイクラー、カイル・ブッシュ、マイク・スキナー、ステイシー・コンプトンと7台の“トヨタ タンドラ”が続き、計13台が決勝に進んだ。

 決勝レースは当初予選の後、29日(金)午後5時から行われる予定であったが、スプリント・カップ・シリーズの予選が終わった後、猛烈な雨に見舞われ、延期が決定。 30日(土)ネイションワイド・シリーズ決勝の後、午後6時から行われることとなった。

 30日(土)午後6時、晴れ渡った空の下で、1マイルオーバルを200周(200マイル:約320km)する決勝レースがスタート。3番手スタートのスコットが2位にポジションを上げると、後方では10番手グリッドのKy.ブッシュが好スタートを切り、4位まで一気にジャンプアップ。

 スタート直後の3周目から、立て続けにイエローコーションが発生する序盤戦となり、6周目の再スタートでブラウンを含む2台をパスしたKy.ブッシュは、2度目の再スタートの直後13周目に首位に立った。

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 Ky.ブッシュは中盤、ピットタイミングなどでベンソンらに一時的に首位の座を譲ったものの、その後は圧倒的な速さで、後半戦を支配。

 この日、200周中133周に渡って首位を走行したKy.ブッシュだったが、残り17周の時点でタイヤがバーストし、壁に接触。Ky.ブッシュは、数時間前に行われたネイションワイド・シリーズでも、首位を独走しながら残り2周でのタイヤバーストに見舞われており、2戦続けてタイヤバーストでレースを失うという、悪夢のような1日となってしまった。

 後半戦Ky.ブッシュと首位を争っていたコリン・ブラウン(フォード)もKy.ブッシュの直後にタイヤバーストからクラッシュ。この時点で14番手スタートから着実な走行を続けてきたデイビッド・スターが首位、スコットが2位となり、最後のスプリント勝負へ向け、タイヤ交換のために各車ピットへ向かった。

 しかし、ここでスコットを含む4台がピットへ入らず、古いタイヤのまま走りきるギャンブルに出た。スコットは上手く再スタートを決めると、2位のデニス・セッツァー(シボレー)、新品タイヤに交換し、5位から猛烈なプッシュを見せたスターらの追い上げを退け、10周を走り抜いてトップでチェッカー。21歳のスコットが、シリーズ初優勝を飾った。

 後半トップ10圏内での走行を続けたスターが3位。スタート直後に最後尾近くまで後退しながら着実にポジションを上げたスキナーが8位、Ky.ブッシュは9位。クックが10位となり、“トヨタ タンドラ”は5台がトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第8戦は6月5日(金)に米国中南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。

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ドライバー ブライアン・スコット:
「素晴らしい気分だ。この日がくるのをずっと待ち続けてきた。アイダホの人々、両親、そして来てくれたファンに感謝したい。このチームで勝てたことは本当に嬉しい。チームのメンバーは皆、私の兄弟のような存在であり、彼らを愛している。彼らは素晴らしいサポートをしてくれた。この素晴らしい気分を家族や皆と分かち合いたい。終盤は、目の前で多くのタイヤブローを見ただけに、心配だった。しかし、私のクルーチーフは、落ち着くように、タイヤは大丈夫だと何度も伝えてくれた。そして、最後に我々は完璧な形でゲームを終えることが出来た。トヨタは全てにおいて我々をサポートしてくれた。彼らのサポートと技術力、そして、他の“トヨタ タンドラ”のチームと情報を共有しあっていることで、我々は1台体制のチームでありながらも、高い競争力を持つことが出来た。それが、このヴィクトリーレーンに立つことが出来た最大の理由だと思う」

第7戦 AAA Insurance 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回

1 3 16 ブライアン・スコット トヨタ タンドラ 200
2 25 8 デニス・セッツァー シボレー 200
3 14 24 デイビッド・スター トヨタ タンドラ 200
8 11 5 マイク・スキナー トヨタ タンドラ 200
9 10 51 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 200
10 6 25 テリー・クック トヨタ タンドラ 200
12 20 81 テイラー・マルサム トヨタ タンドラ 200
13 12 60 ステイシー・コンプトン トヨタ タンドラ 200
16 22 9 マックス・パピス トヨタ タンドラ 199
17 19 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 198
18 8 30 トッド・ボダイン トヨタ タンドラ 197
20 7 1 ジョニー・ベンソン トヨタ タンドラ 195
23 15 11 T.J.ベル トヨタ タンドラ 171
25 9 15 ブライアン・アイクラー トヨタ タンドラ 65
 
観客数(主催者発表):28