NASCAR

“トヨタ・タンドラ”苦渋の首位争い脱落。2位躍進のB.ウィットは、ゴール直前にパンクに見舞われ大きく後退

<TOYOTA>
5月15日(日)、米国北東部オハイオ州マンスフィールドのマンスフィールド・モータースポーツ・スピードウェイでNASCARクラフツマン・トラックシリーズ第6戦「Ohio 250」が行われた。14日(土)は、前夜から続く嵐に見舞われ、初開催となった昨年に引き続き、予選が中止になるかと思われたが、雨の間隙を縫ってジェットドライヤーカーで路面を乾かしながら、公式練習と予選が行われた。
決勝の行われた15日(日)は一転して好天に恵まれたが、前日の公式練習及び予選とは大きく異なるコンディションのため、各車セッティングに苦しむことになった。午後2時15分、9台の“トヨタ・タンドラ”を含む36台のピックアップトラックが、0.5マイル(800m)のショートオーバルを250周で行われる決勝レースがスタート。
15番手からスタートを切ったB.ウィットは、序盤の2回のピット作業で、“トヨタ・タンドラ”の調整を行い、素晴らしい走りで上位に浮上。200周目には2位につけ、首位を行く、昨年のシリーズチャンピオンであるB.ハミルトン(ダッジ)に迫った。しかし、残り25周となったところで、コース上の破片を踏み、右フロントタイヤをパンク、コントロールを失い、クラッシュを喫し、30位に終わった。
難しいコンディションでのハーフマイル・オーバル戦で苦戦を強いられた“トヨタ・タンドラ”勢の最上位は16位のT.ボダインであった。
次戦第7戦は、わずか5日間のインターバルで、5月20日(金)ノースカロライナ州コンコードのローズ・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー B.ウィット:
「早めのピットインを狙った我々のピット戦略は上手く行き、トップ争いに加わることが出来た。首位争いも手中にあったが、不運にもタイヤのパンクに見舞われ、レースを終えることになってしまった。しかし、上位でレースを戦うことが出来たことで、チームも、私自身も大きな自信を得られた。今後も上位争いに加わりたい」