NASCAR

服部、第3戦は予選7位から完走を果たす

<SHIGEAKI HATTORI>

画像

■2005年 3月18日 Atlanta,Georgia
『NASCARクラフトマン・トラックシリーズ』第3戦は、アトランタモータースピードウェイ(ジョージア州)で開催されGERMAIN/ARNOLD RACING(ジャメイン/アーノルド レーシング)から、トヨタ・タンドラで日本人として初めてNASCARシリーズにフル参戦している服部 茂章は、予選7番手という好ポジションからスタートし、自身初の決勝レース完走を果たした。第3戦は、朝9時から練習走行、夕方5時から予選、夜9時から決勝レースという、ハードスケジュールのワンデーイベントで開催された。 今年からレギュレーションが変更になり、予選終了後は車両が保管され、決勝レースまでマシンに触れなくなったため、気温が下がるナイトレース用のセッティングを、練習中にどこまで詰められるかが今回のレースのキーポイントになった。
午後5時30分公式予選スタート。開始早々フォードのCarNo.14リック・クロフォードが30.339秒と言うすばらしいタイムを記録してトップに立つ。服部のチームメイト、チャッド・チャフィンが10番目にタイムアタックするがクロフォードのタイムに及ばず7番手。 練習から好調のマイク・スキナー(トヨタ)がアタック、トップにわずかに及ばず2番手にくい込む。服部のタイムアタックは中盤の20番目、チームの期待に後押しされた服部は素晴らしい走りを見せ、マイク・スキナーのすぐ後その時点での3位のタイムを記録。最終的には、予選7番手という好ポジションを獲得した。
現地時間午後9時15分。決勝レースがスタート。服部のマシンは前回のカリフォルニアと同様にアンダーステアがひどく曲がりずらい状態で、じわじわと順位を落としてしまう。30周過ぎの最初のイエローコーションでピットインした服部は給油とタイヤ交換、ハンドリングのアジャストをしてコースに戻るが思ったようにタイムが上がらない。しかし、その後2回のピットイン時に施した調整で服部のマシンは見違えるように生き返るが時すでに遅く、130周のレースを27位でNASCAR での最初のチェッカーを受けた。

画像

■チームオーナー(ボブ・ジャメイン)のコメント■
シゲアキの予選での走りにはいつも驚かされる。経験豊富なチームメイトより、今の時点でタイムが上回るとは誰も考えていなかった。ワンデーレースのタイトなスケジュールは、ルーキーには厳しいものがある。経験を積めば、必ず良い成績を残してくれると確信している。
■チーフエンジニア(マイク・ヒルマン)のコメント■
今回レースを完走したことによりチームもシゲアキもお互いに得るものが大きかったと思う。予選の走りを見ているかぎり、あとひとつ何かが噛み合えばレースでもすぐに結果は出ると思っているので、何も心配するなとシゲアキには言っているよ。
■服部茂章のコメント■
まず、完走できた事についてはとてもうれしく思います。これもすばらしい仕事をしてくれたチームとTRDの努力があっての事ですので彼らにとても感謝しています。限られた走行時間に、決勝レース用のセッティングをみつけられず、NASCARでの経験の少なさが現れてしまったので、これからまだやらなければいけない事はたくさんありますが、今回レースを完走したことにより本当にかなりの事を吸収できました。NASCAR に移って一番大きなステップではないかと自分でも思っています。次戦のマーティンズビルは0.5マイルのショートオーバルなので、まったく違う戦い方が必要になりますがチームの雰囲気もとても良いのでいいレースが出来ると思います。