NASCAR

服部茂章、好調のうちにシーズン前テストを終える

<SHIGEAKI HATTORI>
■2005年 2月 5日 Talladega,Alabama 
2005年シーズン、GERMAIN/ARNOLD RACING(ジャメイン/アーノルド レーシング)から、トヨタ・タンドラで『NASCARクラフトマン・トラックシリーズ(Craftsman Truck series)』に、日本人として初めてフル参戦する 服部 茂章(CarNo.9)は、順調にテストメニューを消化し、好調のうちにシーズン前のテストを終えた。
1月16日、17日(デイトナ インターナショナルスピードウェイ:フロリダ州)
開幕戦が開催されるデイトナは1周2.5マイルのスーパースピードウェイ。服部は昨年の最終戦に使用したマシンに乗り、エンジニアやスタッフたちと仕事の進め方やマシンセッティングの方向性などを確認していく。マシンがスーパースピードウェイ仕様でないにもかかわらず、服部は好タイムを記録し充分な手ごたえをつかんだ。
2月 3日、 4日(タラデガ スーパースピードウェイ:アラバマ州)
服部は開幕戦で使用するスーパースピードウェイ仕様のマシンに乗り込み、テストメニューを進めていく。コンスタントに好タイムを記録しながらマシンセッティングを進め、全体のトップタイムを記録するなど、シーズン前、最後のテストは非常に充実した内容となった。マシンはすぐにファクトリーに戻され、風洞実験施設で最終チェックを済ませた後、開幕戦のデイトナビーチに搬送される予定。

2005年 2月18日。 デイトナ インターナショナル スピードウェイから、TOYOTAとともに 服部 茂章 の新たなる挑戦が始まります。ブルー&シルバーにペイントされたトヨタ・タンドラ(CarNo.9)の走りにご注目ください。
■チームオーナー(Bob Germain)のコメント
シゲアキの仕事ぶりは素晴らしかった。タイムもとても良く、思ったとおりのドライバーなので、必ず良い成績を残してくれるだろう。シーズン開幕が待ち遠しいよ。
■エンジニア(Mike Hillman)のコメント
シゲアキのマシンの状態に関するフィードバックは的確で、仕事の進め方もプロフェッショナルだ。タイム的にも素晴らしいので、好成績を期待してほしい。
■服部茂章のコメント
テストの後に思ったのですが、このようにシーズン前にきちんとテストができたのはアメリカに来てから始めてです。それだけすばらしい挑戦のチャンスを与えてくれたTOYOTAとTRD(USA)をはじめ、スポンサーの方々などすべての関係者の方々に感謝しています。新しいチームに合流して最初のテストはいつも期待と不安が伴いますが、タイムからもわかるようにとてもいい形でテストを終えました。タンドラはハンドリングが素晴らしく、エンジンも非常にパワフルです。 開幕戦のデイトナはNASCARの中でも一番大きなレースですので、全力を出し切れるようがんばりますので期待していてください。