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第10戦トロントの予選でパワーが今季5度目のポール、佐藤琢磨は0.0578差で最終ラウンド進出を逃し8位

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初日と打って変わり、快晴に恵まれた中で行われた予選。ポール・ポジションを獲得したのは最終ラウンドのチェッカーフラッグと同時に59.4280秒を叩きだし、みごとトップに躍り出たウィル・パワーでした。今季5度目、通算では41回目を記録し、リック・メアーズを抜いて歴代5位。4位はエリオ・カストロネベスで、43回のポールを記録しています。
 
予選2位はわずか0.1815秒差でポールを逃したサイモン・パジノウで、今季4度目のフロントロー・スタートとなります。3位はパワーと0.1962秒差で、開幕戦セント・ピーターズバーグの市街地とインディ500を制しているポイント・リーダー、ファン・パブロ・モントーヤとチーム・ペンスキーがトップ3を占めました。
 
4位はロング・ビーチ市街地と前戦テキサスを制覇したスコット・ディクソン、5位は昨年の第1レースを制したセバスチャン・ブルデイ、6位は第2レースで勝利したCFHレーシングで今年からロード&ストリートを担当するルカ・フィリッピと、ホンダ・インディ・トロントの予選でトップ6を含む7台までがシボレーとなりました。
 
ホンダ勢の中で最上位が佐藤琢磨とAJフォイト・レーシングで、午前中のプラクティスでは1分0秒6538を記録して15位に終わっていましたが、赤旗中断となった予選第1ラウンドはブラック・タイヤでマークした1分1秒0631で通過。第2ラウンドでは59.9500秒を記録するも、6位のフィリッピに0.0578秒、7位のカストロネベスに0.0018秒の僅差で敗れ、8位となりました。
 
ホンダがタイトル・スポンサーのトロントですが、以前にも増してシボレーとの差が広がっており、もはや今シーズンは難しいかもしれません。その中でホンダ勢が上位に進出するには、やはりデトロイトのように雨が必要で、ウェットとなれば第1レースで予選4位からペンスキー勢の3台を2周でパスした佐藤琢磨に注目が集まるでしょう。
 
レースは現地時間の15時30分にスタートする予定ですが、予報では2時の降水確率が90%となっています。泣いても笑っても今季最後の市街地コース、デトロイトのような素晴らしいパス(接触は無しで!)を期待しましょう!
 
●予選リザルト

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●プラクティス総合リザルト

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●第3プラクティス・リザルト

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●ハイライト映像