INDY CAR

ついに出そろった2015年のインディカー・エアロ・キット、その違いは?

画像

 
2月17日のシボレーに続いて、3月9日に発表されたホンダのエアロ・キット。これでついに両メーカーのロード&ストリート/ショート・オーバル・パッケージの全貌が明らかとなりました。では早速写真で比較してみましょう!
 

画像

画像

 
まずはフロント・ウィングですが、シボレーはメインとなるフラップ+2枚で構成されており、直立したインボード・フェンスから、まるでDW12以前のインディカーを彷彿とさせるようなオーソドックスなデザインになっています。
 
一方のホンダは最近のF1のトレンドにも通じるようなスタイルで、メインのフラップ+3枚で構成。両者とも両端に独立したデバイスが装着されていますが、ホンダのほうがフラップの枚数も多いだけに、ダウンフォース効果はかなり高そうです。
 
サイドポッドに関しても独自のアプローチが見られます。シボレーは独立した形でウィングが装着されているものの、給油口の近くなので燃料補給の際にじゃまになるかもしれません。対してホンダはサイドフロアに小さなフラップがありますが、リアタイヤの前にも2枚のフラップがあります。
 

画像

画像

 
エンジン・カウルに関してはシボレーがほとんど変わっていない印象を受ける中、ホンダはエアインテークからの直線的なデザインなど、やはりF1のトレンドを取り入れたものに見えます。大きくなっただけに少し重たい雰囲気がありますが、カラーリング次第で印象が変わってくるかもしれません。
 
リアバンパーはどちらも似ていますが、ホンダはフロント同様フラップの数が多くなっています。シボレーはリア・ウィングのエンドプレートにスリットが入っているので、ホンダ同様カーナンバーはバンパーに装着されるでしょう。
 
全体的にシボレーは過去のインディカーの延長線上にあるようなアプローチで、シンプルだけに各チームはセッティングしやすいかもしれません。逆にホンダは積極的に最先端のものを導入している印象で、エンジニアリングも含めてうまくまとめられるかがカギとなるのではないでしょうか。
 
このキットを各チームが75000ドルで購入できなければならないという点においては、使っているパーツの多さから言っても、ホンダは開発費も含めてかなりのコストを負担しているはずです。重要なのはその分がしっかりと速さに繋がるかどうかで、最先端のデザインでも遅かったら何の意味もありませんね。
 

画像

 
各メーカーごとにエアロ・パッケージを開発するという本来のコンセプトがやっと実現したものの、DW12の印象が残っているだけに違和感もあります。2012年にデビューしたDW12も最初はなかなか慣れませんでしたが、レースのおもしろさとセットになれば、すぐに印象も変わってくるでしょうし、カラーリングのデザインによってもイメージはだいぶ異なると思います。
 
2種類のボディによる最初のバトルは3月29日。開幕戦セント・ピーターズバーグをお見逃しなく!(斉藤和記)
 
●ホンダのコンセプト映像

 
●シボレーのコンセプト映像
www.facebook.com/video.php?v=10153031666400801&set=vr.10153031666400801&type=2&theater