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第4戦インディアナポリスGP予選でサーベドラが初ポール、佐藤琢磨は16位

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第2ラウンドから本格的に降り出した雨によって、波乱の展開となった第4戦インディアナポリスGPの予選。ロードコースの初代ポール・ウィナーに輝いたのは、セバスチャン・サーベドラでした。最終ラウンドのセッションが一時中断するほどの激しい雨となった中で、23歳のコロンビア人は1分23秒8822をマーク。終盤までトップ・タイムを記録していたのはライアン・ハンター-レイだったのですが、残り2分でクラッシュを喫して赤旗となり、最速タイムをふたつ抹消されたことから、その時点でトップだったサーベドラのキャリア初ポールが確定しました。その劇的な展開は2010年のインディ500の予選を彷彿とさせるものがあり、作戦を誤ったベテランのポール・トレイシーがまさかの予選落ち。最後に生き残ったのが、当時19歳だったサーベドラだったのです。
 

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キャリア41戦の中で予選ベストがミルウォーキーの6位だったサーベドラは、「雨になれば、5位以内には行きたかった」と語っています。「降り始めた時、ヘルメットの中で笑っていたよ。雨はとても楽しい。それ以上に我々はドライやウェットになっても、クルマの中では平静を保っていたと思う。とても快適だったね。スタッフはほんとうに頑張っていたし、彼らを誇りに思っている。最初のポールはとてつもなくデカかったよ。マンス・オブ・メイに素晴らしいスタートを切れた」と大喜びのサーベドラ。初の決勝進出を決めた4年前のインディ500の予選では、終盤に気温が下がったところでスピードを上げようとトレイシー陣営は判断したものの、実際には気温が上がってしまい、サーベドラのスピードを上回れなかったのです。気まぐれなインディアナポリス・ウェザーは、またしてもサーベドラに微笑みました。
 

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予選2位もまた意外なドライバーが入りましたね。参戦2戦目のロング・ビーチで最終ラウンドまで進み、予選5位を獲得していたルーキーのジャック・ホークスワースです。同じく23歳のイギリス人ドライバーは、「正直言って、これだけの雨じゃなかったらトップ12にも入れなかったかもしれない。すごく良かったよ」とコメント。彼のチームオーナー、ブライアン・ハータもインディアナポリスでは強運の持ち主で、2011年の100周年のインディ500でダン・ウェルドンと一緒に勝ちましたね。しかし今回の場合、忘れてならないのはその前年のインディ500で、最後に決勝進出を決めたのが彼のチームでした。そう、その時のドライバーが、サーベドラだったのです。
 

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ウェット・スタートからドライという難しいコンディションの中で展開した前戦のアラバマを制したハンター-レイ。今回の予選でもトップをキープしていたのですが、大きな水たまりに足をすくわれたようです。「あの場所では何度も危ないと思った瞬間があった。たしかにすごい水たまりで、あのコーナーの問題点だったね」と彼は状況を振り返ります。予選3位から2連勝となるでしょうか。
 

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朝のプラクティスでは1分24秒4363で、21位だった佐藤琢磨。得意のウェット・コンディションだったものの、「これだけ雨で伸び悩むとは思いませんでした」と本人も納得いかない様子でした。午後の予選は第2グループから出走し、わずか0.0764秒差で第2ラウンドに進めず、予選16位となりました。
 

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「純粋にスピードが足りないですね。根本的に、クルマがグリップしていない感じです」と予選を振り返る琢磨。「今回はチームメートがいて、2台で色々なことを試しているんですけど、どれも期待したほどのリザルトに出てこないので、非常に苦しんでます。2台とも同じようなスピードで、打開策がみつからないという状況で、うまく機能していないですね。これからまた他のデータも抽出し、決勝に向けて力強いセットを見つけ出したいと思います」
 

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インディカー発祥の地、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)のロードコースで行われている第4戦。オーバルだけでなくロードやストリートも現代のインディカーを語る上で欠かせないものとなっているだけに、もっと前にロードコースのレースがあっても、おかしくなかったかもしれません。でも、もし1996年にシリーズが分裂していなければ、IMSがロードコースを作ってF1を開催していたかどうか…。なんてことをふと思いました。生粋のインディ・ファンが住む地元で、ぜひロードコースのレースも楽しんでほしいですね。これから何十年か過ぎ、「なぜインディアナポリスのロードコースで、最初にインディカーのレースがなかったの?」なんてことを聞かれる日がそのうち来たりして。
 

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昨年カメラマンとして復帰してから、ウェットでの走りの撮影は何度かあったものの、本格的な雨の中で撮影したことはなかったので、今回は撮りまくりましたよ。アップダウンがほとんどないこのコースはなかなか思いどおりのイメージがわかず、最初はちょっと戸惑ったのですが、雨のおかげで楽しく撮れました。決勝は晴れの予報なので、陽炎が心配。スタートはターン4のスタンドから撮りましょうかね。昨年のインディ500も久しぶりの撮影で緊張しましたが、今回も新鮮なインディアナポリスになっています!
 
●予選リザルト

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●予選ハイライト映像

●プラクティス総合リザルト

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●第3プラクティス・リザルト

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