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第97回インディ500 デイリー・プラクティス・レポート、リザルト、ハイライト映像

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5月24日【最終プラクティス】カーブデーの最終プラクティスはホンダのパジノウ、佐藤琢磨は19位
 
快晴となったものの気温12度と肌寒いコンディションの中、午前11時に始まったカーブデーの最終プラクティス。トップ・スピードをマークしたのはS.パジノウで、225.827mphをマークしました。ホンダがトップに立つのは全10回のプラクティス中3回目のことで、トップ10にも6台が入っています。インディ500でホンダの10連勝なるか。
 
予選で圧倒的な速さを見せたシボレー勢は2位にEJビソ、3位R.ハンター-レイとアンドレッティ勢が相変わらず好調です。しかし今日は気温が低かったこともあり、昨年のレースでシボレー勢の弱点だった高い気温への対策がうまくできているかどうかが気になるところ。ポールポジションのE.カーペンターは223.794mphで17位、18周で十分ということで早々に切り上げました。
 
一方、ポイントリーダーとしてインディ500の決勝を迎える佐藤琢磨は、走り出しの1周目にオイル漏れで白煙を上げてピットへ。幸いすぐに修復できたものの、約3分の1をロスする羽目に陥りました。セッションの中盤になってやっと本格的に走りこむことができた琢磨は、この最終プラクティスで223.737mphを記録し、19位に終わっています。
 
「やりたいことができなかったので、少し残念。もう一回走りたかったです」と琢磨。「スピードそのものは安定していましたが、もうちょっと伸びが欲しいのと、トラフィックの中でのクルマの動きが完全に満足というわけではないので、もう少しですね。今日は気温が低かったので、その部分も含めたバランスをもっと改善したかったです」
 
<TSエンタープライズ>
本日、佐藤琢磨は他の32名のドライバーとともに、レース前に行われる最後のプラクティスであるカーブデイに参加しました。ただし、午前11時にセッションが始まり、マシーンのシステムチェックを行ったところでオイル漏れが見つかったため、No.14 ABCサプライ・ホンダにその補修作業を実施することとなります。この作業自体はすぐに終わりましたが、チーム監督のラリーフォイトは何度も琢磨をピットに呼び戻し、マシーンの状態を念入りに確認しました。
 
計39周を走行した琢磨のトップスピードは223.7mph(約357.9km/h)で、これはスピードチャートの19番目に相当するものでした。
 
佐藤琢磨のコメント
「今日はレース前の最後のプラクティスだったので、トラフィックにおけるマシーンの感触を確認するのが重要でした。今日はとても涼しく、おかげでマシーンのスピードは上がりました。No.14 ABCサプライ・ホンダはまずまずの状態にありますが、まだ完璧というわけではありません。僕たちのレースカーは力強い走りをしてくれるでしょうが、最後の最後までマシーンを改良できるように努力していきます」
(AJフォイト・レーシングのプレスリリースより)
●最終プラクティス・リザルト

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●プラクティス総合リザルト

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●ハイライト映像

 
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5月19日【第9プラクティス】バンプデーの予選に挑むレイホールとニューガーデンがワンツー、決勝モードの佐藤琢磨は17位
 
気温23度の中、午前9時に始まったバンプ・デーの予選前最後のプラクティス。まだグリッドが確定せず、午後の予選に挑むことになっていたレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのG.レイホールが、226.564mphを記録してトップとなりました。2位も同様にグリッドが決まっていなかったJ.ニューガーデンで、225.276mphをマーク。昨日の予選で18位となり、決勝モードに入った佐藤琢磨は222.617mphで17位となっています。
 
<TSエンタープライズ>
バンプデイの本日もプラクティスが行われ、佐藤琢磨はNo.14 ABCサプライ・ホンダのレースセッティングに取り組みました。インディ500の決勝は5月26日に開催されます。
 
佐藤琢磨のコメント
「インディ500前半の最終日としてはとてもいい1日でした。この7日間、メカニックたちは懸命に働いてくれましたし、チームもいい仕事をしてくれました。昨日の予選結果には少しがっかりしていますが、僕たちはレースセッティングを行う今日の作業に集中し、決勝を戦う上で必要な混雑した状況でもたくさん走行することができました」
「この数日間で、単独走行しているときのマシーンの状況は改善されましたが、それ以外にも改善が必要なエリアが見つかったので、さらに進化することができました。トラフィックのなかを走っていると、単独走行ではわからないことが見えてきます。今日も改善を図りましたが、徐々によくなっているものの、まだ完全に目標に到達したわけではありません」
「今日はたくさんの走行ができて本当によかったと思います。これからの数日間、僕はメディア・イベントなどに参加するので、データ解析はエンジニアたちに任せることになります。できれば、カーブデイまでにすべてが明らかになり、レースに向けてさらにマシーンが改善されることを期待しています」
(AJフォイト・レーシングのプレスリリースより)
●第9プラクティス・リザルト

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●プラクティス総合リザルト

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●ハイライト映像

 
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5月18日【第8プラクティス】ペンスキーのふたりが229マイル台に突入、佐藤琢磨は13位で予選へ
 
午前8時に始まった予選前最後のプラクティスで、W.パワーが229.808のトップ・スピードをマーク。ルーキーのAJオールメンディンガーが2位と、ふたりのペンスキー・ドライバーが229マイル台に入りました。3番手は昨年ルーキーながらホンダ最上位のグリッドだったJ.ニューガーデン、佐藤琢磨は226.650mphの13位でこの後の予選に挑みます。
 
●第8プラクティス・リザルト

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●プラクティス総合リザルト

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5月17日【第7プラクティス:ファスト・フライデー】EJビソが230マイル目前のスピードでトップ、佐藤琢磨は10位
 
ターボが復活した昨年と同じく、今日の「ファスト・フライデー」(ポールデーの前日をそう呼びます)と、明日からの二日間の予選はターボのブースト圧が130kPa(キロパスカル)から140kPaに上昇。エンジンのパワーが約40馬力アップした中で、1周の平均スピードは230マイル目前の229.537mphに到達しました。
 
今年からアンドレッティ・オートスポーツ入りしたEJビソがマークし、これで同チームは7回中5回のプラクティスでトップに君臨。チームメートのM.アンドレッティが2位、昨日までの総合でトップ・スピードを記録していたルーキーのC.ムニョスが3位と、好調なアンドレッティ勢がトップ3を独占しています。
 
セッションの終盤には230マイル越えが実現するのではないかという期待の中、午後3時を過ぎてターン1上空で雷光が走り、3時8分にイエロー。約7分後に降り始めた雨は次第に激しくなり、その後キャンセルとなったものの、昨年のファスト・フライデーで記録された227.540mphからほぼ2マイル近いスピード・アップとなりました。明日は230マイル・オーバーなるか。
 
昨年同様、ファスト・フライデーになっていっきにスピードを増したシボレーは、7日間のプラクティス中6日もトップとなりました。今日のホンダ勢の最上位は唯一5日目のプラクティスでトップだった昨年のウィナー、D.フランキッティが227.080mphで9位。ポイントリーダーの佐藤琢磨が227.038mphで10位という結果に終わっています。
 
明日は午前8時から2時間にわたって予選前最後のプラクティスが行われ、11時から16時までが暫定24位までを決める第1予選。16時30分から18時までが上位9台によるファスト9で、ポール・ポジションを含む9台のグリッドが確定します。
 
<TSエンタープライズ>
本日、佐藤琢磨はNo.14 ABCサプライ・ホンダにいち早く乗り込むと、ポールデイ前日のこの日がなぜ“ファスト・フライデイ”と呼ばれるのかを早々と実証してみせた。この日の最速ラップを記録するまでにはわずか11ラップしか要さなかったにもかかわらず、今月に入ってからのベストにあたる227.038mph(約363.3km/h)をマークしたのである。これは、全ドライバーの10番手、ホンダ・ドライバーのなかでは2番手にあたるスピードで、ホンダ勢でトップだったダリオ・フランキッティとは0.042秒差でしかなかった。
 
この日は天候不良のため、午後5時からメディアセンターで予選の出走順を決める抽選が行われた。ここで琢磨はラッキーなクジを引き当て、2番手に出走することが決まった。
 
土曜日の午後4時までには上位24台が確定し、そのうちのトップ9がファイアストン・ファスト6のオーバル版(もしくはファスト9)に出走する。午後4時30分から午後6時まで、9名のドライバーは10万ドル(約1030万円)の賞金を賭けたシュートアウトに挑む。33のグリッドのうち、彼らを除いた部分については日曜日(バンプデイ)に決まる。
 
佐藤琢磨のコメント
「今日はとてもわかりやすい1日だったと思います。ファスト・フライデイでは、高いブースト圧を使って予選用セットアップのみを試すことになります。最初の走行の後で、僕たちは良好な改善を果たし、2回目の走行はとても満足できるものでした。雨が降り始めたためにそれ以上のパフォーマンスは発揮できませんでしたが、僕たちはとてもいい状態にあると思います。今晩はデータを詳細に見直し、予選に向けた最終準備として行われる明日の午前中の走行に備えてマシーンにファインチューニングを行います。今日は、短いけれど、いい1日でした」
(AJフォイト・レーシングのプレスリリースより)
 
●第7プラクティス・リザルト

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●プラクティス総合リザルト

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●インタビュー映像

 
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5月16日【第6プラクティス】ルーキーのムニョスが2度目のトップに。佐藤琢磨はトップ10となる10位
 
アンドレッティ・オートスポーツから参戦しているインディ・ライツのポイント・リーダー、カルロス・ムニョスが2日目に続く2度目のトップ・スピードをマークしました。コロンビア人ルーキーは225.1163mphを記録し、6日間の中でも総合トップとなるスピードです。2位はR.ハンター-レイ、3位はM.アンドレッティとアンドレッティ勢がトップ3を独占しています。
 
ホンダ勢トップはS.ディクソンの4位ですが、トップ10中2台だけという状況で、10位には佐藤琢磨が入りました。この日75周を走りこんだ琢磨は、これまでの6日間で自己ベストとなる223.660mphを記録しましたが、全体での総合リザルトでは14位となっています。
<TSエンタープライズ>
佐藤琢磨は、走行6日目となった本日、33名のドライバーのなかで10番目にあたる223.6mph(約357.8km/h)を記録しました。これは、琢磨が今月に入ってから記録したスピードとしてはもっとも高い数値です。
 
5月17日(金)は、予選前に1日フルに走行できるプラクティスとしては最終日となるファスト・フライデイが行われます。ここでは、ポールポジションを決める土曜日に備え、各チームはダウンフォースをギリギリまで削って予選シミュレーションを行うので、スピードがぐんと上がることが予想されます。
 
佐藤琢磨のコメント
「順調に走行を終え、多くのことを学んだので、今日も建設的な1日でした。いくつか確認をしたいことはありますが、レーストリムでも予選用トリムでもクルマのパフォーマンスが良好であることがわかったので良かったと思います」
(AJフォイト・レーシングのプレスリリースより)
 
●第6プラクティス・リザルト

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●プラクティス総合リザルト

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●ハイライト映像

 
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5月15日【第5プラクティス】フランキッティとホンダが今年のプラクティスで初めてトップに。佐藤琢磨は12位
 
昨年3度目のインディ500制覇を成し遂げたD.フランキッティが、224.236mphのトップ・スピードをマーク。開始以来4日連続でシボレーがプラクティスのトップに君臨していた中、ついにホンダが今年初めてトップに立ちました。しかし相変わらずシボレー勢も好調で、トップ10では6台を占めています。
 
前日にトラブルで予定の走行ができず、最下位となってしまった佐藤琢磨は、5日目に87周を走って221.805mphを記録。この日12位となるスピードです。琢磨はセッション終盤、レースを想定した集団の中でのマシンの挙動を確かめつつ、86周目にこのスピードを出しました。5日間の総合ではフランキッティとT.ベルが琢磨のスピードを上回ったため、9位となっています。
 
<TSエンタープライズ>
快晴に恵まれて華氏90度(約32℃)近くまで気温が上昇した本日、佐藤琢磨は合計87ラップを走行。その86ラップ目に221.8mph(約354.9km/h)のトップスピードを記録し、スピードチャートの12番手につけました。16日(木)は嵐になるとの予報もあるため、チームはできるだけ多くの周回をこなそうと努力しました。
 
佐藤琢磨のコメント
「今日も建設的な1日でした。昨日からやや予定に遅れが出ていましたが、今日は順調に追い上げ、この2日間で試す予定にしていたことにトライし、マシーンへの変更が良好であることが確認されました。今日はいいデータも収集でき、最終的にはトラフィックのなかでマシーンがどんなパフォーマンスを示すかも確認できました。ポジティブなことがいくつか見つかり、そうでないこともいくつかありました。今晩のミーティングでそれらが明らかになり、明日も進歩していけることを期待しています」
(AJフォイト・レーシングのプレスリリースより)
 
●第5プラクティス・リザルト

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●プラクティス総合リザルト

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●ハイライト映像

 
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5月14日【第4プラクティス】サンパウロの勝者ヒンチクリフがトップ、佐藤琢磨はトラブルで最下位となる34位
 
4日目は前戦サンパウロで佐藤琢磨を最終ラップでパスして優勝したJ.ヒンチクリフがトップ・スピードをマーク。しかしスピードは224.210mphと1マイル近くダウンしています。これでアンドレッティ・オートスポーツは3日連続、シボレーは初日から4日連続トップとなり、今日のホンダ勢は上位18台中1台のみという結果に終わりました。
 
昨日ホンダ勢のトップとなる6位に入った琢磨は、問題が発生したために34台中最も少ない20周のみの走行となり、216.616mphの最下位となっています。今回はトラブルに終わったものの、全体では7番手となるスピード(223.363mph)を記録しているだけに、明日の走行に期待しましょう。
 
<TSエンタープライズ>
ABSサプライ・レーシングチームは多くの時間をコース上ではなくガレージのなかで過ごすことになりました。No.14にメカニカル・トラブルが発生したため、佐藤琢磨は多くの周回数をこなすことができなかったのです。
 
琢磨の周回数は20ラップに留まっただけでなく、その多くはレーシングスピードに到達していませんでした。最終的に216.6mphを記録したのは、ほとんどのトラブルが解消された1日の終わりのことでした。
 
佐藤琢磨のコメント
「残念ながら、今日はあまりいい1日ではありませんでした。いくつかの問題があって、その原因を突き詰めるのに長い時間を要し、このためあまりたくさんは走れませんでした。明日はトラブルフリーとなることを期待しています」
(AJフォイト・レーシングのプレスリリースより)
 
●第4プラクティス・リザルト

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●プラクティス総合リザルト

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●現地映像

 
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5月13日【第3プラクティス】アンドレッティが225マイル台でトップ、佐藤琢磨はホンダ勢最高位の6位
 
3日目もアンドレッティ・オートスポーツ勢が好調で、マルコが225.100mphのトップ・スピードを記録しました。2位がH.カストロネベス、3位がR.ハンター-レイで、5位までをシボレー勢が独占。223.363mphをマークした佐藤琢磨が、ホンダ勢のトップとなる6位です。
 
<TSエンタープライズ>
インディ500の走行3日目となる本日、No.14 ABCサプライ・ホンダを駆る佐藤琢磨は6番手に相当する223.363mph(約357.4km/h)を記録しました。今日の周回数は45周でした。琢磨は、昨晩メカニックたちの手で積み替えられたアップデート仕様のホンダ・エンジンを搭載したマシーンで走行しましたが、これは、シーズン当初から使っていたエンジンが最大走行距離として規定されている2000マイル(約3200km)に達したために採られた措置です。ホンダ勢のなかで、本日は琢磨が最速でした。
 
佐藤琢磨のコメント
「今日はとても強い手応えを感じる1日でした。いくつかの変更を行ったところ、とてもいいデータを収集でき、すべて順調に進みました。どの点を見ても満足できる進歩を果たしています。今日からはチームメイトのコノー・ダリーも走行を開始しましたが、彼が素早くスピードを上げているのも喜ばしいことです。明日からは予定どおり、2台での本格的なテストを開始することになります」
 
●第3プラクティス・リザルト

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●プラクティス総合リザルト

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●ハイライト映像

  
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5月12日【第2プラクティス】ルーキーのムニョスがいっきに223マイル台へ、佐藤琢磨は12位
 
二日目はインディ・ライツの現ポイント・リーダー、C.ムニョスがトップとなりました。昨年インディ・ライツで2勝(エドモントンとフォンタナ)し、同じアンドレッティ・オートスポーツからインディ500デビューを果たしたルーキーは、唯一の223マイル台突入となる223.023mphをマーク。2位はR.ハンター-レイ、3位がEJビソ、4位M.アンドレッティとアンドレッティ&シボレー勢がトップ4を独占することになりました。
 
3番目に多い走行周回数、62周を走りこんだ佐藤琢磨は、今日走行した23台中12位となる219.082mphをマークしています。
 
<TSエンタープライズ>
佐藤琢磨とAJフォイト・レーシングは本日もインディアナポリス・モーター・スピードウェイでNo.14 ABCダラーラ・ホンダのセットアップに取り組みました。現在、シャシーに搭載されているエンジンはあと60ラップで寿命を迎えるため、今日は、この60ラップのなかでいかに多くのことを学べるかに焦点を置いて作業が進められました。
 
結果的に62ラップを数えた本日の走行で琢磨は219.082mph(約350.3km/h)を記録。
 
これは参加した全23台のなかで12番手、ホンダ陣営としては3番目に相当するスピードでした。
 
佐藤琢磨のコメント
「2日目となった今日はいい1日でした。寒くて少し風も吹いていましたが、少なくともコンディションは安定していたので、僕たちはセットアップの比較テストを行ない、貴重なデータを収集しました。もっとも、今日予定していたことがすべてできたわけではありませんが、いくつかのことを学ぶことができました。したがって少しずつ進歩しているといえます」
 
●第2プラクティス・リザルト

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●プラクティス総合リザルト

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●ハイライト映像

 
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5月11日【第1プラクティス】相変わらずオーバルで好調なカーペンターがトップ、佐藤琢磨は13位
 
ついに第97回インディアナポリス500のプラクティスがスタートしました。16台が走行した今回、トップ・スピードは前回のオーバル、最終戦フォンタナを制したE.カーペンターで220.970mphを記録。2位は昨年の初日トップだった2年目のJ.ニューガーデンで、今回から不動産大手のセンチュリー21がスポンサーとなっています。
 
3位はアンドレッティ・オートスポーツのコロンビア人ルーキー、カルロス・ムニョス。他に今年のルーキーは、開幕から目覚しい活躍を見せているシュミット・ピーターソン・モータースポーツのフランス人、T.ボーティエ。チャンプ・カー時代に5勝を挙げているチーム・ペンスキーのAJオールメンディンガー(アメリカ人)ら3人が走行しています。
 
ポイント・リーダーとしてインディ500を迎えた佐藤琢磨は、2番目に多い周回数となる29周を走り、217.734mphを記録しました。手術と休養のため、チームが2002年以来の優勝を遂げた第2戦ロング・ビーチと、2位に入った第3戦サンパウロを休んだAJフォイトは、今回初日からインディアナポリス入りしています。同チームのルーキー、C.デイリーはバルセロナでGP3に参戦中で、13日から走行を開始する予定です。
 
●第1プラクティス・リザルト

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●ハイライト映像