INDY CAR

サンパウロでパワーがポールトゥウィン、佐藤琢磨がインディ初の表彰台となる3位!

画像

 

画像

  
ポールから75周中63周もレースをリードし、2ストップを成功させたW.パワー。これで初開催から3年連続でサンパウロの市街地コースを制覇し、通算18勝目を記録しました。第2戦アラバマから3連勝をマークしたパワー、07年のS.ディクソン以来となる3連覇です。
 

画像

 
「3回レースして3回とも勝てたのはほんとうにハッピーだよ。次の4回目も勝つのが一番重要だけどね」と大喜びのパワー。「最後の再スタートが勝利の鍵になった。ライアン(ハンター-レイ)がとてもいいジャンプをしたから、ターン1で絶対に前に出したくなかったんだ」
 

画像

 
予選5位から追い上げたR.ハンター-レイが今季ベスト、サンパウロでは初開催時以来となる2位表彰台で、彼も2ストップでした。「天気がめまぐるしく、どうなるか予想できなかった」と本人。「最後のリスタートは外側から目一杯チャレンジしたけど、だめだったね」
 

画像

   
3位は最後列の25番グリッドから追い上げた佐藤琢磨で、次々と襲い掛かる様々な困難をクリアした末に得た初表彰台でした。二日間の初日、第1プラクティスではギアボックスの異常により19周で中断。第2プラクティスは8周でエンジンがブローする事態に襲われた琢磨。
 

画像

 
明けて決勝、朝のウォームアップはウェット・コンディションとなり、しかもT.カナーンと接触。ドライブ・スルー・ペナルティを科せられて7周だけ走行し、計34周で決勝に挑むことになりました。かつて、これだけの走行で決勝に挑むことになったレースがあったでしょうか
 

画像

 
エンジン交換で予選を走れなかった琢磨は最後尾スタートの予定でしたが、J.ウィルソンに車両違反が見つかり、ひとつ上の25番グリッドへ。しかし最後列であるのは変わりません。少なくとも、この時点で琢磨が3位表彰台に上がれるとは誰も思っていなかったはずです
 

画像

 
12時23分にエンジン始動。スタート後、ブラック・タイヤでも抜群の追い上げをみせた琢磨は、10周目までに19番手までアップして最初のピットへ。ここでまさかのピット・レーン速度違反を喫し、12周目にドライブ・スルー・ペナルティで再びピットへ向かった琢磨。
 

画像

  
最後尾となっただけでなく、トップのパワーがすぐ後ろに迫るほど接近された琢磨でしたが、ここからそれまでの不運が嘘のような快進撃を始めます。レースの3分の1を消化した25周目には19番手に返り咲き、次の再スタートで発生したアクシデントが、琢磨を味方することに。
 

画像

  
26周目の再スタート時、ターン1でM.コンウェイがD.フランキッティに追突し、上位勢が大混乱に陥っている中、琢磨は巧みにすり抜けて10番手に大躍進。翌29周の再スタート時には9番手まで順位を上げたところで3度目のイエローとなり、31周目に2度目のピットへ。
 

画像

 
コーション中にピットを終えた琢磨は、33周目の再スタート時に15番手でしたが、周回毎にポジションをアップ。53周目には2番手まで追い上げ、翌周に最後のピットへ向かいました。あとはゴールまで走りきるだけで、56周目の8番手走行時に自身の最速ラップをマーク。
 

画像

 
今日のハイライトともいえる67周目の再スタート時、ターン1への進入でイン側から大ベテランのフランキッティとカストロネベスを2台まとめてパスした琢磨は、ついに3番手に浮上。最後までポジションを堅持し、念願のインディ初表彰台をついに獲得したのです。
 

画像

 
「ほんとうに、ようやくって感じでしたね」とほっとした表情を見せた佐藤琢磨。「二日間の開催でひとつでもトラブルが出ると、けっこうリカバリーするのが難しいですが、実際トラブル続きで、エンジン交換もあって、ほとんどクルマのセットアップも確認ができませんでした」
 

画像

 
「予選も走っていないのでオルタネートタイヤ(赤)が、どんな感じなのか解らないままレースだったので、けっこうハードでした。今日はとにかく攻め続けた結果で、ようやくゴールできてチェッカーフラッグを見れて、3位でゴールできたのはすごく嬉しいです」と琢磨。
 

画像

 
今回の佐藤琢磨選手の現地インタビューではレース全体をじっくりと語っていただき、リタイア続きだった序盤の心境や、日本のファンのみなさんへのメッセージもいただいてきました。表彰台の写真プレゼントクイズもありますので、22時のUSTREAM、ぜひご覧ください。
  
●オフィシャル決勝リザルト

画像