INDY CAR

武藤英紀、インディジャパンでの活躍を誓う

<Honda>
アメリカンレースの最高峰、IRLインディカー・シリーズの第16戦ブリヂストン インディジャパン300マイルの決勝レースが、いよいよ2週間後に迫っている。フル参戦2年目の武藤英紀(Andretti Green Racing)は、先日シカゴランド・スピードウェイでの第15戦を終えて帰国。彼のインディジャパンでの活躍を応援する壮行会が港区青山のHonda ウエルカムプラザ青山で開催された。晴天に恵まれた5日(土)の午後、ステージの前には約150人のファンが集まった。
Andretti Green Racingのチームシャツを着た武藤選手が、リラックスした表情で会場へと姿を表すと、会場のファンは「おかえりなさい」と声を揃えた。武藤選手は「ただいま」と答えてステージ上に着席。司会者2人とのトーク形式で、デビュー以来の2シーズンを振り返ったり、着々と実力をつけてきている実感などについて、たくさんのエピソードを交えながら語った。
武藤選手は和やかな雰囲気の中、自らの2回の表彰台フィニッシュを飾ったレースのこと、チームメート評、今シーズンの調子などについても話し、ファンはその一つひとつに聞き入っていた。
トークショーのあとには、ファンと武藤選手が競い合う早押しゲーム大会、プレゼント抽選会、そして握手会が行われ、約2時間にわたる壮行会の最後には武藤選手がインディジャパンにかける意気込みを語った。
「2位、3位で表彰台に上りました。もう残されているのは優勝だけで、それが今年のもてぎだと信じています。自分を後押ししてくれる日本のファンの応援は僕にとってとても大きいです。ぜひとも応援をお願いします。自分としては、のびのびと気負うことなく、ベストの走りをするだけです。母国でのレースに自分の初勝利の可能性があるというのは、本当にうれしいことです。その目標達成に全力であたりたいと思います」と武藤選手は意気込んでいた。
ブリヂストン インディジャパン300マイルは、栃木県のツイリンクもてぎにおいて、9月17日(木)のフレンドシップディを皮切りに、18日(金)に練習走行と予選、19日(土)に決勝レースが開催される予定である。