INDY CAR

松浦孝亮、レースに向けての最終調整を完了

<SUPER AGURI PANTHER RACING>
<2007 IRLインディカー・シリーズ第5戦 第91回インディアナポリス500マイル・レース>

【日程】5月6日〜5月27日
【開催地】インディアナ州インディアナポリス
【サーキット】インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
【距離】2.5マイル(4.023km)
■■■5月25日プラクティス最終日■■■
天候:曇り/気温:24℃/時間:午前11時〜(日本時間26日0時00分〜)
<明後日に迫ったビッグレース>
 第91回インディ500の決勝がいよいよ明後日となった。500マイルという長距離レースに備えるための最終的なマシンチェックを行う日であることから、インディ500のファイナルプラクティス開催日はキャブレーションデイ(通称カーブデイ)と呼ばれている。土曜日は盛大なパレードをダウンタウンで行うため、走行は一切なし。決勝を前に走行できるのは今日が最後のチャンスである。カーブデイは伝統的に木曜日に行われていたが、昨年から金曜日開催に変わった。カーブデイのこの日はサポートレースのインディ・プロ・シリーズの「フリーダム100」の決勝、ピットストップコンテスト、さらにインディアナポリス・モーター・スピードウェイのインフィールドではロックコンサートが行われ、朝から詰め掛けた多くのファンで賑わった。
<33台が走るレースと同じ状況で最終チェック>
 予定通り午前11時にプラクティスが始まり、グリーンフラッグとともに出場全33台が一斉にコースへと飛び出していった。全チームにとって、今日の走行は先週末以来。これだけ多くのマシンが同時に周回を行うのは、レースを除くとカーブデイのプラクティス以外にはない。当然、コース上はタービュランスが吹き荒れるコンディションとなり、レースさながらの状況が作り出される。ドライバーたちは、前にマシンがいない状態でのハンドリングとスピード、周囲に多くのマシンがいる状態でマシンが受ける空気の影響、コーナーでの挙動などをチェックする。ピットではテレメトリーなどの機器類が正常に作動しているかの確認作業も同時に行う。
 スーパーアグリ・パンサー・レーシングは、先週末のプラクティス終了から4日間をかけ、松浦孝亮に委ねる55号車を組み上げて来た。決勝用のフレッシュエンジンを搭載するだけでなく、サスペンションからウイング類まですべてを入念に、細心の注意を払って組み付けた。今日の走行ではすべてが万全であること、マシンのハンドリングがトラフィックでも安定しているかどうか、単独走行でも集団の中でも目指すスピードをマークできているかを確認。また、フルタンクでのハンドリングチェック、種類の違うスプリングでの走行などにもトライした。決勝に向けてのファインチューニングに努め、期待通りの成果を手にした。
<31周でマシンをガレージへ>
 松浦は最終プラクティスで31周を走行。ベストは16周目に記録した221.658mph(356.648km/h)で、このスピードは今日の15番手となった。トラフィック内でのハンドリングは安定しており、エンジンのパワー、フィーリングも問題ない。これで、自身4回目のインディ500に向けた準備を完了した。決勝レースではトップ10入り、そしてさらなる上位フィニッシュを目指して戦う。
■■■コメント■■■
<松浦孝亮>
「トップ10以内の位置からレース後半に勝負に出たい」
「今日は、レースに向けてファイナルプラクティス用に組んだプログラムを何の問題もなく、すべてこなせました。30周程度を走り、エンジンのフィーリングも非常によいものでした。燃料の軽い状態でスタートし、燃料を満タンにしてのライドハイトチェックもしました。異なるスプリングのセッティングも今日の走行でチェックした結果、トラフィックの中でのハンドリングはとても良いフィーリングになっています。ただ、単独でのスピードというか、スリップに入った時のスピードの伸びがもうひとつのところは、何とかしたいと思っています。それでも前のマシンについていくことはできますし、マシンはレースを問題なく戦えるレベルに仕上がっていると思います。
 レースでは、スタートからの150周で上位グループに食らいついていき、残り50周でトップ10までポジションを上げ、そこからウィングを調整してダウンフォースを削って勝負に出る。そういう戦い方をしたいと思います。このレースで全力を出し切るつもりで戦いをしていきたいと思います」
<ロン・キャット:チームマネジャー>
「マシンの仕上がりは良好、トップグループについていけばチャンスが来る」
「カーブデイでのマシンにコウスケはとても満足していた。トラフィックの中でも、燃料が軽くても重くても、安定感を持って走ることができるマシンになっているということだ。今シーズンのスーパーアグリ・パンサー・レーシングはまだレースでのフィニッシュを達成できていないが、チームとしてのモチベーションは高く、インディ500の長いプラクティスと予選を通してハードワークを続けてきた。その結果、我々は非常に良い方向へと進み出している。レースではリーダー集団のペースに食らいついて行き、前を行くマシンを着々とパスして行きたい。目標はもちろん優勝だ。我々がレースをするのは、優勝を目指しているからだ。トップグループと同じペースを保っていくことができれば、チャンスは来るはずだ」
■■■プラクティス最終日 総合結果■■■
2.5マイル(4.023km)                    出走33台
順位 No. ドライバー    シャシー タイム  平均速度mph (km/h)
1位 11 T.カナーン     D    39.9171  225.467 (362.776)
2位 27 D.フランキッティ  D    40.2133  223.807 (360.105)
3位 39 Mi.アンドレッティ D    40.2550  223.575 (359.732)
4位  3  H.カストロネベス  D    40.2636  223.527 (359.655)
5位 21 J.ラジアー     P    40.2742  223.468 (359.560)
15位 55 松浦孝亮      D    40.6031  221.658 (356.648)
※シャシーはD=ダラーラ、P=パノス。エンジンは全車Honda。タイヤは全車フ
ァイアストン