<US-RACING>
10年目のシーズンとなった2005年最後のレースは、午後12時45分にスタート。序盤はこれが最後となるシボレーのエース、シェクターがリードしていたが、ターン2でマシンがプッシュとなって最後の花道を飾れず。代わってトップに立ったのはポールのフランキッティで、最後の周にカナーンがアウトから迫るも、ゴール直前で突如減速。フランキッティが今季2層目を達成し、1999年にターン2で亡くなったグレッグ・ムーアにドーナツを奉げた。
Lap by Lap
・レースは一周2マイルのオーバル・コースを200周する合計400マイル。
・ピットロードのスピード制限は96Km/h
・マシンがコースインしてから3周目にグリーン・フラッグが振られてレースがスタートする
・レースで使用できる燃料は合計175ガロンまで
・インディアナポリス500マイル・レースを3度制覇しているジョニー・ラザフォードがシボレーSSRのペースカーをドライブする
午後12時45分、気温21度で天候は曇り。ファイアストンのエンジニアの計測によると、コースの路面温度は23度
午後12時45分、スケートボーディングの名選手であるトニー・ホークによる「ドライバーズ、スタート・ユア・エンジンズ!」の号令で、21台がいっせいにエンジンを始動する
Lap1:グリーン・フラッグ。プロ・フットボールの殿堂入りを果たしているジョン・エルウエイのグリーン・フラッグでスタート。フランキティがトップのままターン1へ。
Lap4:シェクターがトップに浮上してターン1へ
Lap5:シェクターがホーニッシュを0.1215秒リード
Lap10:シェクターがホーニッシュを0.0893秒リード
Lap15:シェクターがホーニッシュを0.3416秒リード
Lap20:シェクターがホーニッシュを0.1229秒リード
Lap25:シェクターがホーニッシュを0.1593秒リード
Lap30:シェクターがホーニッシュを0.2502秒リード
Lap32:イエロー・フラッグ。フォイト?がハーフスピンを喫して左側からターン2のセーフティバリアに激突。マシン左側と後部を大破する。フォイトはセーフティ・チームの助けを借りて車外へ
Lap36:トップと同一周回のマシンがピット・インし、タイヤ4本交換と燃料補給。フランキッティ、ウエルドン、シャープ、カストロネベス、ホーニッシュ、メイラ、カーパンティエ、バロン、パトリックはフロント・ウイングの調整も行う。ハータとディクソンは空気圧を調整。カナーンがトップでピット・アウトし、ホーニッシュ、シェクター、フランキティ、メイラと続く。
Lap44:グリーン・フラッグ。カナーンがリードしてターン1へ。
Lap50:イエロー・フラッグ。コース上の破片を除去。ハータのヘルメット・バイザーが風圧で壊れ、スピードダウン。
Lap52:数台がピットへ。カストロネベスとホーニッシュが燃料補給のみ。カナーン、フランキッティ、シェクター、シャープはピット・インしなかった。ハータのバイザーをクルーがテープで修復。
Lap55:グリーン・フラッグ。カナーンがリードしてターン1へ。
Lap60:カナーンがフランキッティを0.1197秒リード
メディカル・レポート:ロマ・リンダ病院へ搬送されたフォイト?の意識ははっきりしており、ひざの痛みを訴えているためにCATスキャンを撮ることになった。ピット・アクシデントに遭った安川の右リア・タイヤ担当クルーのコディ・セルマンは右足下部の痛みを訴えており、同病院でレントゲンの検査を受ける。
Lap65:シェクターがバックストレートでトップに浮上。0.1151秒リードする。
Lap77:シェクターがカナーンを0.3378秒リード
Lap80:シェクターがカナーンを0.4557秒リード。カーパンティエがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap81:メイラがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap82:シェクターとシャープがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap83:カナーン、フランキッティ、エンゲがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給。フランキッティはフロント・ウイングの調整も行う。
Lap85:ディクソンがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給。エンゲにピット速度違反のペナルティが科せられる。
Lap89:ウエルドンがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給。6周レースをリードしたウエルドンは、15レースでトップを走行したことになり、シリーズ新記録達成。
Lap90:パトリック、ライス、カストロネベス、ホーニッシュがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給。ライスとホーニッシュがピット・ロード速度違反のため、ピット・スルー・ぺナルティを科せられる
Lap92 :ハータがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap95:シェクターがウエルドンを0.8746秒リード
Lap100:シェクターがフランキッティを0.5498秒リード
Lap105:シェクターがフランキッティを0.2232秒リード
Lap110:シェクターがフランキッティを0.5831秒リード
Lap115:シェクターがウエルドンを0.4779秒リード
Lap117:カーパンティエがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap120:シェクターがウエルドンを0.8188秒リード。メイラがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給、フロントウイング調整
Lap121:シャープがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給、フロントウイング調整
Lap122:フランキッティとカナーンがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap123:シェクター、ウエルドン、エンゲがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給。シェクターがエンジン・ストール。
Lap125:パトリックがカストロネベスを1.2953秒リード
Lap126:リーダーのパトリックがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap127:カストロネベス、ホーニッシュ、ライスがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap130:ラジアがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap131:グリーン・フラッグ中のピット・ストップが終わり、現在フランキッティがウエルドンを0.3313秒リード
Lap135:フランキッティがウエルドンを0.1036秒リード
Lap140:フランキッティがウエルドンを0.3071秒リード
Lap145:フランキッティがウエルドンを0.1313秒リード
Lap150:フランキッティがウエルドンを0.3536秒リード。ホーニッシュがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap154:カーパンティエがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap160:フランキッティがカナーンを0.0495秒リード
Lap161:メイラがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap162:シャープ、シェクター、ウエルドンがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap163:フランキッティ、カナーン、ディクソン、エンゲがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap164:パトリックとカストロネベスがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap168:ラジアがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap169:イエロー・フラッグ。松浦がピット・レーンでスピンして内側の壁に激突。コーション下のリーダーはフランキッティ、以下カナーン、ウエルドン、シャープ、メイラ
Lap174:ホーニッシュとハータがピット・インしてタイヤ4本交換と燃料補給
Lap176:グリーン・フラッグ。フランキッティがリードしてターン1へ。
Lap180:フランキッティがカナーンを0.1362秒リード
Lap185:イエロー・フラッグ。ラジアとパトリックが接触してスピンし、ターン4のセーファーバリアに追突。両ドライバーとも、セーフティ・クルーの助けを借りずに車外へ。
Lap192:グリーン・フラッグ。フランキッティがリードしてターン1へ。
Lap196:フランキッティがカナーンを0.677秒リード
Lap199:ホワイト・フラッグ。フランキッティがカナーンを0.713秒リード。
Lap200:フランキッティがカナーンに0.1117秒差でゴール。ビクトリーラップの際にターン2でグレッグ・ムーアに奉げるドーナツを披露する。
最終戦トピックス
・フランキッティにとって今季2勝目。インディ・カー・シリーズ通算4勝目
・アンドレッティ・グリーン・レーシングにとって通算21勝目。チームがこの前に勝利したのは先月のシカゴランドで、ウエルドンが優勝。
・カナーンが2位でゴールし、今季12回目、5戦連続のトップ5フィニッシュを達成。
・メイラが3位でゴールし、今季7度目のトップ5フィニッシュ。8月のケンタッキーで2位に入って以来のベスト・フィニッシュ。