INDY CAR

ロジャー安川、シーズン最終戦を16位完走で終える

<DREYER & REINBOLD Racing>
インディカー・シリーズ第17戦 Toyota Indy 400 決勝レポート:10月16日(日)
2005年シーズンのIRLインディカー・シリーズを締め括る第17戦カリフォルニア。今回ドレイヤー&レインボールド・レーシングは2台体制でこの決勝に臨むはずであったが、44号車ドライバーのティアゴ・メデイロスは前日のクラッシュのため決勝への進出を断念し、24号車、ロジャー安川だけの戦いとなった。決勝日となったこの日は、早朝こそ好天であったものの、午前中のファイナル・プラクティスが終わった頃には、空を雨雲が覆い始め、まもなくすると雨が降り出してしまった。この雨のため、スケジュールは大幅に変更になるかと思われたが、午前11時をまわる頃には雨は上がり、トラックの乾燥作業が始まった。その後もいつ雨が降るとも分らない曇に覆われた一日となったが、400マイルのレース終了まで雨が降り出すことは無かった。
レースのオープニング・セレモニーなどが大幅に省かれたものの、予定通り12時50分に、レースはスタートした。ロジャー安川の駈る24号車は、朝のファイナル・プラクティス後に大幅なセットの変更を行なっていたが、走り出してみると、これまで以上にマシンは不安定になってしまっていた。このためチームは、最初のピットストップで、前後ショックの調整を行なうことにした。
36周目このレース初のイエロー・コーション下でピットへ戻ってきた24号車のショック調整を行なったチームであったが、イエロー・コーション中であるため、エンジンカバーを外したまま、一旦コースへ戻り、一度集団の最後尾へ付いて、再度ピットへ戻ってエンジンカバーを付ける予定であった。これはラップダウンされないための作戦であったのだが、安川がピットを出るところで、スタッフのひとりがエンジンカバーを装着しようとしたため、そのスタッフがマシンに轢かれてしまうこととなった。これは完全なチーム内のミス・コミュニケーションであった。
ここで、マシンをピットに戻し、結局エンジンカバーを装着する作業までを行なったため、安川は結局ラップダウンに陥ってしまう。
その後、安定しないマシンを操る安川はしぶとく走り続け、クラッシュに巻き込まれることなく最後まで走りきって16位完走を果たした。これで、2005年のインディカー・シリーズは終了した。ロジャー安川のシリーズ・ポイントは246ポイントでランキング17位。決勝最高位はセント・ピーターズバーグ、ナッシュビル、インフィニオンでの11位(予選最上位はマイアミ、ミルウォーキーの10番手)、全17戦の平均順位は15.7位であった。
ロジャー安川(ドライバー#24カー)
「レースに向けて、セットを大幅に変更したんですが、トラフィックの中では、マシンが滑ってしまって、ウォームアップ走行の時よりもマシンの状態は悪くなってました。そこで思い切って最初のピットでサスの調整を行なうことにしました。ただ、これがチーム内に混乱を来したようで、ピットに残って作業を続けるよりカバーを外したままラップダウンされないように一旦コースに戻る作戦だったはずが、カバーを付けようとしたスタッフがいて、僕はGOサインと同時に飛び出したのですが、スタッフのひとりを轢いてしまいました。幸い、轢いてしまったスタッフは骨にも異常が無いようで、安心しています。これから病院にお見舞いに行ってきます。結局このアクシデントで周回遅れになってしまって、あとはもうレースにはなりませんでしたね。マシンのほうもレースを通してなんとか走れるだけで、良くはなりませんでした。こんな形でシーズンを終えるのは本当に悔しいです。今年の結果が結果なだけに、来年もIRLインディカー・シリーズに挑戦して、INDY JAPAN、そしてインディアナポリス500マイル・レースで活躍できたらと思っています。一年間応援ありがとうございました」