INDY CAR

●インディ・カー・シリーズ第15戦シカゴランド【初日】フォト&レポート

<US-RACING>

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今季3度目のポール・ポジションを獲得したパトリック。これまでの2回はプラクティスから好調でポール獲得がある程度予想できたものの、今回はフォイトより遅いプラクティス総合20位と振るわなかっただけに、正直驚いた。明日は5回目のフロント・ロー・スタートとなるが、過去4回のレースではせっかくの最前列からすぐに後退。今度こそ粘りの走りを見せて、トップをキープしたいものだ。下の写真はパトリックのフィアンセであり、いつも一緒にいる。

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最後のアタックでパトリックを上回ってトップに立ち、チーム関係者と抱き合って喜ぶブリスコー。前戦のインフィニオンではポールからスタートしながら、無謀なパッシングでカストロネベスやパトリックを巻き込んでクラッシュし、初優勝のチャンスを逃していた。まさに名誉挽回の走りで、オーバル初のポールに喜びもひとしおといったところだったが、まさかの違反が発覚。リア・ウイングの付け根に問題があったと言う話だが、具体的な箇所は明らかにされていない。チーム全員が喜ぶ姿を見ていただけに、後味が悪い結果となってしまった。それにしても、チャンピオン・チームまで違反するとは・・・・・・。

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「少しギアがショートだったです」と予選直後に語った松浦。最初のプラクティスでは5位と好スタートを切ったものの、2回目のプラクティスでエンゲに接触されてクラッシュし、予選は直ったばかりのマシンでアタックしなければならなかった。「クルマはインに入りやすくなって、リアが出やすくなっていました。でも、このコースは1周だけならなんとかなるんで、そのままいきましたよ。この週末は最初からクルマが良く、トラフィックの中でもいい感じです。明日のファイナル・プラクティスで煮詰めたいですね」と松浦。急いでマシンを直してくれたクルーのためにも、いい結果を残したいものだ。

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「ここで事前にテストをしていたので、レース・セットはいいんですが、単独での走りは遅すぎですね」と初日を振り返った安川。チームメイトがいないためにデータをシェアすることができない安川は、このような二日間のイベントで、いつも時間との戦いになる。今回は事前にテストできたせいか、最初のプラクティスでは4位と大健闘。しかし予選用の走りを煮詰める時間がなく、15位スタートとなった。「単独の走りはこれからの課題ですが、クルマはドラフティングの中でもいい感じなんで、明日のレースでは追い上げられると思います」と安川。開幕戦のような上位進出を、ぜひとも期待したい。

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ハリケーン、“カトリーナ”によって被害を受けた人々に対し、今回のレースでは救援募金活動が行われている。IRLとしては、インディアナポリス・モータースピードウエイ株式会社と従業員、そしてハルマン‐ジョージ家が100