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●インディ・カー・シリーズ第12戦ケンタッキー【初日】フォト&レポート

<US-RACING>

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午後の予選が雨で中止となったため、プラクティスの総合タイムでトップだったパトリックが、ポール・ポジションからスタートすることになった。カンザス以来2度目のポール・ポジションとなったパトリックは、今シーズン、ホームステッド(予選9位)を除いて、1.5マイル・オーバルでは予選トップ3以内からスタートしている(もてぎ予選2位、テキサス予選3位、カンザス予選1位、ケンタッキー予選1位)。レースではもてぎの4位が最上位フィニッシュだが、ハイバンクの1.5マイル・オーバルで、一発の速さは際立つものの肝心なレースになると、トップグループについていけず、後退していくパターンが何度かある。やはりスーパースピードウエイでは、集団の中で走る経験を何度もつまなければ、そう簡単には優勝まで辿り着けないのだろう。しかし明日のレースではスタートからトップ集団で走り続けるパトリックをそろそろ見たいところだ。

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予選2位には第1プラクティスでトップだったウエルドンが入った。今シーズン4度の優勝を飾っていて現在ランキング1位のウエルドンだが、フロントローからのスタートが今回で2度目と少なく、ポール・ポジションに関してはまだ獲得していない。しかしレースでは常にトップ争いを演じているところが、今年のウエルドンの強みといったところか。

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これまでトヨタ・エンジンを使用してきたA.J.フォイト・エンタープライスは、今回から急遽シボレー・エンジンに変更した。確かにシェクターの成績を見れば、シーズン中盤からのシボレー・エンジンのパフォーマンスが良いのは結果に現れているが、同じチームで単純にエンジンを換えて結果が良くなったら、トヨタとしてはあまりいいことではない。案の定、第1プラクティスで14位、第2プラクティスで13位になったフォイト?は、予選が中止になったことで、今季最高予選順位となる12位からスタートすることになった。単純にこの結果からみれば、今のところは換えて正解といったことになるが、レースでも最高位フィニッシュができるかは、まだ分からない。

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朝から快晴だったケンタッキーは、午前10時の時点で気温22度だったが、湿度が79パーセントもあり、それほど気温が高くないものの蒸し暑く感じた。しかし予選が始まる午後4時30分には、気温が36度まで上昇。その分、湿度が35パーセントまで下がったが、暑いということは変わらなかった。5月から東京に帰っていないので、日本の夏が暑いということをよく聞くが、その感覚がなかなか分からない。単純に今日のケンタッキーくらいなんだろうなと思う一日だった。予選は出走4番目のカナーンのタイム・アタックが終わると、雨が降りだした。雨は一旦止むものの再び強く降りだし、午後5時25分に中止が発表された。総合プラクティスのタイム順にスタート順位が決定したが、3位だったシェクターはエンジンを交換したことで、22位からスタートすることになった。

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「予選をやっていれば、もうちょっと上にいけたと思います。車のバランスは跳ねる所で、まだ完璧ではないですけど、大分良くなってきています。単独のスピードも今までより差が無いと思うので、明日はドラフティングでのバランスさえ良くすれば、良いレースが出来ると思います」と、初日を振り返る安川。総合プラクティス・タイムで17位となった安川だが、明日の決勝ではシェクターがエンジンを交換したので、ひとつポジションが上がり16位からスタートすることになった。レースに向けては「決勝では、とにかく完走することが第一で、なおかつトップ10内でフィニッシュすることが今の一番の目標ですね」と、抱負を話した。今シーズン11位が最高位フィニッシュの安川だが、明日のレースではトップ10内に入る活躍に期待したい。

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昨年、チームメイトのフェルナンデスが優勝し、自身も自己最高位となる4位でフィニッシュした松浦。今年は総合プラクティスで15位になると、決勝を14位からスタートすることになった。「予選のセットアップを少しやって、いい方向にきて、よし行くぞ! って時だったんですね。予選が出来なかったのは残念です」と、予選がなかったことを残念がる松浦。明日のレースに関しては「レースのセットアップを練習走行でやって、良い方向に来て自分達の問題点だった原因も見つけられたので、明日はうまく決めたいですね。前回のミシガンのようにレースのセットアップを外し過ぎないように、明日はスタートしたいと思います」と、問題点も解決されたことで、レースに向けては好感触を得ているようだ。昨年を髣髴させる走りに期待したい。