INDY CAR

レース・マシンのベースセットの仕上がりは順調。ロジャー安川、ファイナル・プラクティスでは10番手に

<DREYER & REINBOLD Racing>
全3日の行程で行なわれるIRLインディカー・シリーズ第6戦「ボンバルディエ・リアジェット500」は、2日目(練習走行日)を迎えた。前日の予選を終え、各チームはこの日の練習走行で決勝用のレースカー作りに専念する。この日も天候は朝から晴れ。気温はこの日も30度を超えたが、風があり湿度も低くなったため、昨日ほどの暑さを感じることはなかった。午後2時からの1時間(2グループに分かれているため実質走行時間は30分)と午後7時からの30分の計1時間半の走行時間が用意されている。ドレイヤー&レインボールド・レーシングは、昨日の予選を終え、No.24車のエンジンを決勝用のものに替えてこの日のプラクティスに臨んだ。
エンジンを載せ替えたマシンは好調で、前日から大きくセッティングの変更はしていないものの、午後2時からの走行では、1グループ内では4番手(総合13番手)のタイムを出し、続く午後7時からのファイナル・プラクティス・セッションでも10番手、24.4902秒(213.881mph=平均時速344.2km)で走行を終えた。
エントリーしている22台が一斉に走行するファイナル・プラクティスでは、チームと安川は、積極的にトラフィック内での走行を試し、決勝に向けたセッティングを探っていった。前車に近付くとアンダーステアが顕著に出るものの、マシンの仕上がりはおおむね順調で、明日のレースは期待できるものとなった。
今季初のナイトレースとなるIRLインディカー・シリーズ第6戦「ボンバルディエ・リアジェット500」は、明日午後7時(日本時間6月12日午前9時)にグリーン・フラッグが振られ、レースはスタートする。
ロジャー安川(ドライバー#24カー)
「クルマはよくなりました。仕上がりとしては80パーセントくらいです。トラフィックのタービュランスの中では前のクルマに張り付くとアンダーステアが強くなってしまいますが、大丈夫です。明日のレースは焦らずに始めたいと思います。このコースはラップダウン(周回遅れ)にならなければ問題ないですからね。最初の2スティントくらいまで(給油ストップ2回目まで)はあまり動かずに、その先から順位を上げていって、最終スティントで上位を狙う、という攻めの戦い方でレースをしたいと思います」