INDY CAR

松浦孝亮、決勝レースは14番グリッドからのスタート。明日のプラクティスで決勝用セッティングの向上を目指す

<SUPER AGURI FERNANDEZ RACING>
2005 IRLインディカー・シリーズ第6戦「ボンバーディア・リアジェット500」
■■■6月9日予選■■■
天候:晴れときどき曇り 気温:32℃ 時間:19:30〜(日本時間:10日9:30〜)
<インディ500を終え、迎えた第2の開幕戦>——————————-
シリーズ最大のイベントであるインディ500を終えた後、1週間のインターバルを置いてIRLインディカー・シリーズは第6戦ボンバーディア・リアジェット500を迎えた。メキシコ湾に面するテキサス州は、6月初旬ですでに真夏のような暑さになっている。日中の気温は30℃を優に超え、湿度も高い。走行がスタートした木曜日も、気温はどんどん上昇していき、日中には最高気温33℃を記録した。パナソニックARTA/パノス・Hondaに乗る松浦孝亮は、テキサス・モーター・スピードウェイを得意としている。ルーキーイヤーの昨年はテキサスで2戦が行われたが、24度ものハイバンクを持つハイスピードオーバルで、松浦はトップレベルのパフォーマンスを見せた。残念ながら、2戦ともメカニカルトラブルによってレースを最後まで走り切ることはできなかったが、松浦は大きな自信をつかんだ。スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングは開幕戦からトップグループでの戦いを続けてきたが、今回はさらに高いレベルで戦えるとの期待を抱いてサーキットに入った。
<炎天下で行われたプラクティス>————————————–
ボンバーディア・リアジェット500は、ナイトレースでの開催のため、プラクティスは午後2時から1回目がスタートし、午後4時45分から2回目が行われた。
ジリジリと太陽が照り付け、肌にまとわりつくような湿気を含んだ空気の中、第1グループで出走した松浦は24秒8635=平均時速210.670マイル(338.968km/h)を記録して、プラクティス1回目を15番手につけた。続くプラクティス2回目は夕方の開催だが気温は高いまま。ここで松浦は24秒7765までタイムを縮め、13番手となった。
<チームの想定を下回った予選タイム>———————————-
そして迎えた予選、松浦は22人中の21番手という遅いアタック順となった。予選スタートは夜の7時30分。この時間でも気温は32℃もあったが、時間が経過するにつれて気温は下がり、路面温度も下がっていった。温度の低下はスピードアップにつながるため、遅いアタック順は有利に働く。しかし、同時に温度変化にどれだけセッティングをアジャストできるかも重要なファクターとなる。
松浦の予選アタック1周目は、24秒8809。続く計測2周目には僅かながらタイムアップを果たして24秒8589をマークしたが、予選順位は14位と決まった。マシンのハンドリングは非常に良く、松浦もコースのイン側ギリギリを走って少しでもタイムを稼ごうとしたが、スピード、タイムともにチームの想定を下回った。
決勝前日の金曜日にも2回のプラクティスが行われるため、そこで決勝用マシンのファインチューニングを行い、ベストパフォーマンスを発揮するための態勢を整える予定だ。
■■■コメント■■■
<松浦孝亮>
「決勝では確実に走り続けて、ポジションを上げていきたい」
「今日は上位に行けると思っていたので、かなり期待外れの結果になってしまいました。シボレー2台がズバ抜けて速いですね。エンジンのパワーがかなり出ているようなので、あのふたりをどうやって倒すか、残りの20人全員が考えないといけない状況です。クルマのバランスはとても良かったのですが、スピードが出てませんでした。プラクティス中からの傾向で、チームメイトのスコット・シャープも同じ状況でした。メカニカルな部分で何かが抵抗になっているのかもしれません。ギヤ比の変更などを行いましたが、大きな効果はありませんでした。今回はシボレー2台が前にいて、アンドレッティ・グリーン・レーシングの4人がグリッドの中団に埋もれている。僕はそのさらに後ろからのスタートですので、最初の50周ぐらいはいつもと少し違った展開になるはずです。少し荒れたレースになる可能性が高いので、自分としては確実に走り続けて、ポジションを上げていきたい。こういうレースでこそ、落ち着いて戦わなくてはいけないと考えています」
<サイモン・ホジソン チームマネージャー>
「マシンのレベルをさらに向上させて決勝を迎えたい」
「テキサスでのレースウィークエンドは、走行初日にプラクティスを2回行い、その後に予選を行う。その忙しい1日の最後に行った予選だったが、14位と非常に残念な結果となった。昨年のテキサスでのパフォーマンスから見て、もっと速いタイムを出し、上位のグリッドを獲得できると考えていた。ショートホイールベースでのセッティングを進め、ドライバーたちには乗りやすいとのフィーリングを得ていたが、スピードが出ていなかった。これはエンジンパワーが出ていないという意味ではない。我々にはスピードを出せない理由が他にあるということだ。しかし、ウイングのアングルなど、ドラッグはもうこれ以上減らせない状態で予選に臨んだ。アタック中のマシンはとてもニュートラルなハンドリングとなっており、ギリギリまで性能を発揮できていたようだった。我々はマシンの持っている力をフルに引き出していたと考えている。エンジニアたちは、何が不足しているのかを検証している。同じシャシーとエンジンのコンビネーションで我々より速いチームがいるのだから、自分たちがまだ発見していない何かがあるのは明らかだ。これからドライバーとエンジニアが十分にマシについての話し合いを行う。そこで新しい発見をしたり、アイデアを出すことで、マシンのレベルをさらに向上させて決勝を迎えたい」