INDY CAR

第89回インディ500の出場33台決定! 松浦孝亮は、3列目中央、8番グリッドから上位フィニッシュを目指す

<SUPER AGURI FERNANDEZ RACING>
2005 IRLインディカー・シリーズ第5戦「第89回インディアナポリス500マイルレース」
■■■予 選■■■
<4日間にわたる予選が終了>——————————————-
5月8日にルーキー・オリエンテーション・プログラムで始まった第89回インディアナポリス500マイルレース=インディ500は、2週間にわたる合計4日間の予選が終了し、決勝レースへと進出する33台が決定した。 雨で予選初日が流れたため、今年の予選は3日間で争われたが、33個のグリッドに対して挑戦を行ったのは、予選最終日になって走行を開始したフェリペ・ジャフォーネを含む34人となった。そして、ルーキーのアリー・ルイエンダイクJr.は、一度グリッドを手に入れながらその座から弾き出され、初のインディ500出場はならなかった。
松浦孝亮はパナソニックARTA/パノス・Hondaに搭乗し、2回目のインディ500出場を果たす。昨年、インディ500のルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いている松浦は、走行開始とともにトップレベルのスピードを記録し、予選1周目に平均時速226.397mph(364.272km/h)をマークして8位となった。インディ500はスターティンググリッドも独特で、通常の2台ずつではなく、3台が横に並ぶ。松浦はその3列目中央からレースをスタートする。
<松浦は1200マイル以上を走り込み、決勝に向けて万全の体制>————
予選終了後のスーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングは、カーナンバー55Tをつけるスペアカーでプラクティスを重ね、決勝用セッティングのファインチューニングに努めてきた。そして、プラクティス初日に短時間だけ走らせたものを含め、スペアカーでの走行は344周にも及んだ。予選で使用し、決勝に投入する予定のプライマリーカーでは、169周を松浦は走行。全長2.5マイル(4.022km)の伝統あるコースを、松浦は今月だけですでに1282.5マイル(2063.54km)も走り込んでおり、パナソニックARTA/パノス・Hondaの決勝レースに向けた準備は整った。
世界で最も長い歴史を持ち、40万人に迫る観客動員を誇る世界最大のレースは、1週間後の5月29日に決勝が行われる。レースに向けた最終プラクティスは、今年から決勝前々日の金曜日にスケジュールが変更された。そこで最後のマシンチェックを行い、あとはシリーズ最長の500マイルレースにグリーンフラッグが振り下ろされるのを待つだけとなる。
■■■コメント■■■
<松浦孝亮>
「決勝では粘り強く走り続け、絶対に完走するつもりです」
「マシンはトラフィックの中でも良い走りができる仕上がりになっています。レースがハイペースになった時、ダウンフォースが少ないことで苦しくなるドライバーが出てくるはずですが、自分たちはダウンフォースが多めのセッティングにしているので、それが当たればかなり良いパフォーマンスが見せられるはずです。今年はコースが舗装し直されています。新しい路面はバンプを削り取ったことで溝が切られたようになっていて、最初はその路面の小さな溝状の部分がグリップを高めていたようです。しかし、タイヤラバーが載ってくると、どんどんグリップが低くなってきました。雨が降るとラバーが流されるので路面のグリップが大きく変わります。レースまでの間に路面の状況は大きく変わるはずですし、レースの終盤にはグリップがとても低くなることも考えられます。だから、完走できるドライバーが何人になるのかは分かりませんが、自分たちとしてはとにかく粘り強く走り続け、絶対にゴールしようと考えています」
<トム・アンダーソン マネージング・ディレクター>
「あらゆるデータを解析し直し、さらにベストのセットアップを探し出したい」
「ここまでは大きな事故もなく、満足のいく内容にできていることをうれしく思う。コンディション変化に対応したマシン作りを続けてきた結果、今季のレギュレーションで走るマシンを深く理解することができた。高速で走るインディカーは大気や路面の温度に対して非常に敏感に反応し、天候はスピード、パフォーマンスに大きな影響を及ぼす。5月のインディアナポリスは気温差が激しく、特に我々がプラクティスを行った最後の2日間はまったく異なる天候となったため、ドライバーにとっても、エンジニアにとっても意義深いトレーニングとなった。レース直前の金曜日のコンディションが、決勝とまったく違うものになる可能性も高い。この経験はきっと役立つだろう。レースがどのような天候、コンディションとなっても対応できるよう、これまで収集してきたデータすべてをあらためて解析し直し、気温、路面温度、風の強弱、風向き、路面など、あらゆるコンディションにマッチしたベストのセットアップがどれなのか決断を下すつもりだ。去年と比べ、チームの進歩も著しい。マネージャーとして加わったサイモン・ホジソンは期待通りの素晴らしい仕事をしているし、チーフ・メカニックとしてチーム入りしたドン・ランバートも力を発揮している。チーム全体が一段高いレベルに引き上げられたと言えるだろう。コウスケはインディカー・レースを学んでいる最中だが、今年も新しいことをどんどん吸収している。ドライバーは、今でもレーシングマシンが搭載する最良のコンピューターなのだ。コウスケはその記憶容量も解析速度も拡大しているので、去年よりもずっと多くの有益な情報をエンジニアのジョン・ディックに提供している。決勝レースでは、スタートからゴールまでトップグループで走り続けたい。トップ集団を走り続ければ、おのずと好結果につながる。我々には、それを実現するだけの力があると信じている」