<DREYER & REINBOLD Racing>
インディカー・シリーズ第5戦89th Indianapolis500mile Race
3rdデー・クオリファイ:5月21日(土)
3rdクオリファイ・デーはひさびさの好天に恵まれ、初夏のような陽気の中で、残り11個のグリッドを争う予選は行なわれた。予選日ではあるものの、クオリファイ・ブレイクで練習走行にトラックがオープンになれば、予選を通過したマシンでも通常の練習走行と同様に走行できることから、ドレイヤー&レインボールド・レーシング・チームとしてもこの日の走行を有効に活用し、遅れを取り戻したいと考えていた。
また、正午から午後6時までの予選セッションとは別に、午前中に1時間ほどの練習走行枠も設けられていたが、チームはこの枠も有効に活用すべく、午前11時からNo.24カーを走らせた。昨日使用していたNo.24Tカーは不調のまま。まだ、その問題は解明していないものの、メインのプライマリーカーでセッティングを進めるほうが時間的にも有効であると判断したため、プライマリーカーに切り替えての走行とした。
正午からはクオリファイがスタートしたが、1時間半ほどで、一旦クオリファイが中断し、各車がコースイン。すかさず、安川もコースインし、順調に時速222マイル台で周回を重ねる。次第に多くのマシンがコースに出てきたが、そのトラフィックの中でも大きな問題はなく、安川は足廻りを中心にセッティングを詰めていき、最速で224.797mphのタイムを記録(この日9番手)、116周のラップをこなしてこの日の走行を終了した。
この日は残り11個のグリッドのうち10個までしかグリッドは埋まらず、明日のバンプ・デーにさらに残りのグリッドが争われることとなる。チームは明日もさらに、足廻り、エアロバランスなどレース用のセットなどを決めて行く予定。バンプ・デーの走行は、明日正午(日本時間23日午前2時)からスタート、となる。
ロジャー安川(ドライバー#24カー)
「思ったよりも早くマシンが組み上がって、今日はロングランのテストができました。トラフィック内での動きの確認もできました。基本的には足廻りを中心にセットを進めました。75%程度の仕上がりと言うところですね。タイムチャートは気にせずに走行しましたが、単独なら他に引けを取らないスピードが出ていましたし、順調と言えますね。明日も走行してトラフィック内でちゃんと走るようにクルマを仕上げていきたいと思います」