INDY CAR

唯一の海外戦にして母国ラウンド 大勢のファンを前に、松浦孝亮は昨年以上の結果を目指す!

<SUPER AGURI FERNANDEZ RACING>
2005 IRLインディカー・シリーズ第4戦「ブリヂストン・インディ・ジャパン300マイル」
■■■イベントデータ■■■
【日程】4月28〜30日
【開催地】栃木県茂木町
【サーキット】ツインリンクもてぎスーパースピードウェイ
【距離】1.5マイル(2.414km)×200周
■■■コース概要■■■
<ツインリンクもてぎスーパースピードウェイ>
ツインリンクもてぎは本場アメリカのオーバルコース群と比較しても、最高の施設と称される全長1.5マイルのハイスピードオーバルである。そしてユニークなレイアウトと呼ばれる最大の特徴は、ターン1〜2とターン3〜4でコーナー半径が大幅に異なる点が挙げられる。左右非対称の卵形レイアウトは、2種類のコーナーともに高い次元での旋回能力をドライバーとマシンに求め、高速コースでありながらシャシーに非常にデリケートなバランスを要求する。いかに良いシャシーセッティングを出せるか、気象などのコンディション変化にどれだけ幅広く順応できるマシンを作り上げるか。ドライバーだけでなく、チーム全体のエンジニアリング能力が試されるコースといえよう。そして最終的には、ドライバーたちの勝利を目指す意思の強さと、それを実現するための技量が結果へとつながる。タイトなターン4からの立ち上がりからメインストレートで、あるいは、バックストレッチからターン3への進入で、手に汗握るファイトが見られることになるだろう。
[2004年もてぎ成績(松浦孝亮) スタート順位:4位 決勝順位:8位]
■■■レースプレビュー■■■
<シリーズ唯一の海外戦、インディ・ジャパン>————————–
3月初旬の開幕以来、白熱した戦いが続いているIRLインディカー・シリーズは、今年も唯一の海外遠征であるブリヂストン・インディ・ジャパン300マイルを迎える。今シーズンから新たにロードコースでのレースが加わり、それが第3戦目に開催されたため、今年のインディ・ジャパンはシーズン第4戦目。ゴールデンウイークの開催とあって、今年は今まで以上に多くのファンが集まることが期待される。
スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングはIRLインディカー・シリーズへの参戦3年目を迎え、ドライバーの松浦孝亮は、昨年はボンバーディア・ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、アメリカのトップ・カテゴリー出場も今年が2シーズン目。チーム、ドライバーともにパフォーマンスを一気に向上させており、母国イベントで素晴らしいレースを戦い、上位入賞という結果を残すことに照準を合わせている。
<確実に根付いてきた日本でのインディ・カルチャー>——————–
オーバルレーシングならではのサイド・バイ・サイドの高速バトルは、ドライバーたちが闘志をむき出しにして走ることで実現される。そこには研ぎ澄まされたテクニックが存在し、ピットストップを含めたチームワークも勝敗を決する大きなファクターとなってくる。昨年のブリヂストン・インディ・ジャパン300マイルに史上最高となる7万6000人ものファンが詰め掛けたことで、アメリカンスタイルのエキサイティングなレースが、日本にも確実に根付いてきていることを証明している。
<松浦孝亮、母国ファンの前で初勝利を目指す>————————–
スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングは、今年もエンジンはHonda、シャシーはパノスを使用している。昨年チャンピオンとなったHondaエンジンは、今年も3戦中2勝と非常に強力。パノスシャシーは高速コースを得意としている。松浦が高速コースでの接近戦での戦い方を昨年1年間でマスターしていることは、今シーズンの開幕戦ホームステッド・マイアミ・スピードウェイの1.5マイルオーバルでトップグループを走り続けたことで証明したとおりだ。今年の目標は初勝利。それを目指して貪欲に戦う。母国日本のファンの前で走れることは、松浦にとって大きな喜びだ。勝利に懸ける意気込みは、昨年以上に大きなものとなっている。
■■■コメント■■■
<松浦孝亮>
「今年は昨年の結果を上回るのは当然。自信もあります」
「ツインリンクもてぎでのレースを楽しみにしています。今年はもう3戦を戦いましたが、どのレースでも決勝でのマシンはとても戦闘力が高かった。予選はまだ実力を発揮し切れていませんが、大事なのはレース。そこで良いパフォーマンスを見せ続けることができてます。またマシンが良いだけでなく、体制を強化したチームが素早いピットワークを実現してくれていて、ピットでのポジションアップも可能となりました。昨年は予選4位、決勝8位でしたが、昨年の結果を上回るのは当然の目標ですし、それに対する自信もあります。トップ3も十分に狙える力がチームに、そして自分にも備わっていると思っていますから。Hondaエンジンはパワーがありますし、日本のファンの前で1年ぶりに走れることは、僕のモチベーションにとって大きなプラスになります。エンジン、シャシー、チーム、ドライバー、すべてのパフォーマンスが高いので、全力を出し切り、いい結果を残したいと考えています」
*さらに詳細な情報はスーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング公式ウェブサイトでご覧下さい。