<TWIN RING MOTEGI>
2月9日、10日の2日間にわたり、アリゾナ州フェニックスのフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われた今年2回目のオープンテストには初日20台、二日目には19台が出走し、各チームは3月4日〜6日の開幕戦に向けて調整を行った。 今回のテストは、タイムが更新されるはずだった終盤に雨が降り、途中中止となったものの僅か0.5秒に19台がひしめく大混戦の結果となった。その中でも上位3台をアンドレッティ・グリーン・レーシング勢が独占し、開幕戦に向けて万全の仕上がりを見せた。
また、2年ぶりのフル参戦となるドレイヤー&レインボールド・レーシングのロジャー安川は、これまでのテストでは試行錯誤が続き苦戦を強いられていたが、今回のテストではマシンセッティングが決まりはじめ、最終的には11位となったが上位陣に迫るタイムを記録するなど調子を上げてきた。一方のスーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングの松浦孝亮はトップから0.4秒差の16番手でテストを終えた。
ロジャー安川のコメント
「昨日のデータを元に方向性が見えたので、午前中は予選セットでタイムを狙っていきました。レースセッティングもこなすことが出来、目標タイムも達成できました。この短期間でチームも自分もかなり進歩したと思いますし、やっと勝負できるところまで来たと思います。開幕戦がとても楽しみです」
3月4日〜6日にマイアミのホームステッドで行われる開幕戦では、調子を上げてきたロジャー安川とホームステッドで好タイムを記録した松浦孝亮の両日本人ドライバーの活躍に期待がかかる。