INDY CAR

インディカー・シリーズ・ロジャー安川マイアミオープンテスト1日目レポート まずはブランクを埋めるための調整に1日を費やす

<DREYER & REINBOLD Racing>
1月19日(水) フロリダ州・ホームステッド
2005年インディカー・シリーズのオープンテストが、フロリダ州・マイアミの南約30kmにあるホームステッド-マイアミ・スピードウェイを舞台に行なわれた。好天に恵まれ、気温20度と快適な気候の下でテストが始まった。3日間の日程で行なわれるテスト初日はロードコースを使っての走行となった。昨シーズンの5月に開催されたインディアナポリス500マイル・レースから出場のない安川。マシンのシェイクダウンとなった本日のテストは、まずはマシンとチームに慣れることを課題にした。昨シーズン16戦中14勝をしたHondaエンジンはシェイクダウンとはいえ好調な状態。午前中は主に足廻りやチームとの連携に専念をした。27周を走り、ピットインするごとにマシン性能は向上して行き、午前中のメニューを難なく消化。昼休みにチームと念入りにミーティングを行ない、午後の走行に向けての準備をした。
午後はセッティングを変更。午前中と同じく微調整をしながら周回を重ねた。まだトップタイムとは差があるものの、調整を重ねつつタイムを縮めていき、午前中に出したベストタイムより1.5秒も縮め、この日自己ベストタイムの1分13秒0854を刻む
ロジャー安川(ドライバー)
「チームがロードコースをテストするのは今回が初めてで、自分も3年ぶりということもあり、ペースに乗るのに時間がかかった。でも確実にマシンも自分も進歩している。トップとはまだタイム差があるけど、初日としては上出来だと思う。Hondaエンジンをロードコースで走らせるのは初めてだけど、とてもスムースでパワーも十分に出ていた。ドライバビリティもよくとても乗りやすいので今後が楽しみです」
ロビービュール(チーム・オーナー)
「今日はいろいろなことを習得できたと思う。ロジャーも久しぶりの走りだし、ロードコースも久しぶり。少しずつは進歩しているが、まだまだやることはある。Hondaエンジンへの移行はとてもスムースにいった。セッティングなどの方向性は見えたので、明日はもっとよくなるはずだ。チャンレンジをして行くよ」
Speed of Japan