INDY CAR

2004 IRLインディカー・シリーズ第2戦「コッパー・ワールド・インディ200」

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2004 IRLインディカー・シリーズ第2戦「コッパー・ワールド・インディ200」 オフシーズンのテスト経験とフェルナンデス参戦で得られるデータを元に テクニカルオーバルで開幕戦以上の成績を目指す

2004 IRLインディカー・シリーズ第2戦「コッパー・ワールド・インディ200」

▽2004年3月18日

2004 IRLインディカー・シリーズ第2戦「コッパー・ワールド・インディ200」 オフシーズンのテスト経験とフェルナンデス参戦で得られるデータを元にテクニカルオーバルで開幕戦以上の成績を目指す

■日時:3月19日〜21日
■開催地:アリゾナ州エイボンデイル
■サーキット:フェニックス・インターナショナル・レースウェイ

今週末の3月21日、2004年IRLインディカー・シリーズの第2戦コッパー・ワールド・インディ200がアリゾナ州エイボンデイルで開催される。

メキシコと国境を接するアリゾナ州フェニックスは砂漠地帯で、真夏は40℃を越す猛暑となる日も多い。しかし、春秋、そして冬は温暖な気候で非常に過ごしやすく、近年は人口がハイテンポで増加し、アリゾナ最大の都市として急成長を続けている。レースは3月下旬、フェニックス・エリアが最も気候の良い時期に開催されるのが恒例となっている。

都市部から西に30マイルほど進んだ山の麓にある全長1マイルのフェニックス・インターナショナル・レースウェイは、1964年開業という長い歴史を誇る。ターン1〜2は6度、ターン3〜4は9度とバンク傾斜角が異なり、コーナーの半径もターン1側が大きい非対称レイアウトで、マシンセッティングが難しいテクニカルオーバルとして知られている。今シーズン、スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングはルーキーの松浦孝亮(24歳)を起用した。パナソニックARTA/Gフォース・Hondaに搭乗する松浦は、開幕戦のホームステッドではデビュー戦ながら決勝200周を走り切り、11位を得ている。2戦目となる今回は、ホームステッド以上のリザルトの獲得を目標に全力を投入する。松浦は昨シーズン終了直後に2回、今年に入ってからも合同テストで2日間フェニックスを走行していることから、コースに対する不安は一切ない。すでに1レースを戦ったことで、松浦はインディカー・レースの戦い方に対する理解を大きく深めることもできた。200周のハイスピードバトルは、20秒強という短いラップタイムで争われる目まぐるしいものとなるが、アグレッシブに戦い抜くことで、開幕戦以上の成績をつかむことを目指していく。

フェニックスはマシンセッティングの重要性が非常に高いコースだが、その点についても良いニュースがある。今回からスーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングの共同オーナー、エイドリアン・フェルナンデスがIRLインディカー・シリーズへの参戦をスタートさせるのだ。エイドリアンのエントリーはフェルナンデス・レーシングからとなるが、彼と松浦は走行データを共有し、共同作業でマシンを仕上げていく体制を採る。

●松浦孝亮
「フェニックスは異なる2つの性格を合わせ持つ難しいオーバル。自分でマシンをコントロールする割合が高く、僕にとっては新しい挑戦です」
「フェニックスはシーズンオフに2回、そして合同テストで走った経験がありますが、難しいオーバルだと思います。ターン1とターン2、ターン3とターン4ではその性格が全然違うからです。コーナー半径だけでなくバンク角も異なるので、要求されるクルマのバランスが違います。どちらのターンに合わせるかが重要になってくるコースです。1周が1マイル、ラップタイムは20秒ちょっとと短いですから、レースではトラフィックも多くなり、タフな戦いになるでしょうね。テストで一度クラッシュしているので、今回はそうならないようにしたいと思います。合同テストで走ったときとはGフォースのパッケージが変わっています。合同テストでは結果も内容も今ひとつ良くなかったんですが、今回のレースウィークエンドは良い方向に行くだろうと考えています。アベレージで20.5秒ぐらいのタイムを出せればいいレースができるはずです。エイドリアン・フェルナンデスというチームメイトが急遽できることになったので、それを自分にとってプラスにしていきたいですね。エイドリアンは経験豊富なドライバーですし、オーバルでの優勝経験もあるので、意見交換、フィーリングの確認では参考になると思います。2人で力を合わせて上位に進出していきたいと思います。開幕戦で決勝レースを1度経験しているので、精神的には随分と楽になっています。しかし、今度は全長1マイルのオーバルですから、1.5マイルのホームステッドとはまったく違ったレースになるはずです。ショートオーバルはロードコース的で、自分でマシンをコントロールする割合がずっと高い。コースも狭いし、200周を戦うのは大変です。それに自分にとっては新しい挑戦になるので、緊張もしています。それでも開幕戦を戦ってデータの収集もできたので、エンジニアもより深くマシンを理解して良い方向へと向かせることができるはずです。クルマがどのぐらい仕上げられるか、本当に楽しみですね。予選は10番手以内に入りたい。クルマが決まれば、それぐらいはいけると思っています。そして、レースでも上位を狙っていきたいですね」