Keita Kawai

モデラーズ・サプリ〜チャンプ・カー・ファン必見の最新モデル〜

気がつけば前回の更新から3ヶ月もたってしまい、時間がたつのはほんとうに早いものです。すでにチャンプ・カーやインディカーのシーズンも終了してしまいましたが、僕の模型作りはまだまだ終わりが見えていません。ガレージキットならば、だいたい月に2、3個ぐらい完成させていた時期もあったのですが、今は一年たってもひとつも完成しておらず、キットばかりが増えていくという現状です。
早く終わらせてしまえばいいのですが、天候やその他もろもろの言い訳があってなかなか進まないということで、間を埋めるためにも何かほかのことを書いてみようと思いました。そこで“モデラーズ・サプリ”と題しまして、模型作りに限らない話題を取り上げてみようと思います。模型作りに疲れたときには、ちょっと手を休めてたわいもない話題という“サプリメント”を補給なんて考えです。もちろんメインの模型作りも頑張って続けますので、今後ともよろしくお願いします。

画像

さて第1回目はチャンプ・カーの新製品情報です。もう1ヶ月以上も前の話になりますが、10月15日にチャンプ・カー・ワールド・シリーズが グリーンライト・コレクティブルズというミニチュア・カー・メーカーと3年間のパートナーシップを組み、翌年の4月上旬から2007年に導入されたパノスDP01のダイキャスト製ミニカーを販売することを発表しました。ラインナップされるスケールは1/18と1/64の2種類。カラーリングはポール・トレイシー、グラハム・レイホール、セバスチャン・ブルデイ、ウィル・パワー、ロバート・ドーンボス、アレックス・タグリアーニ、ニール・ヤニに加え、ロベルト・モレノが操ったオレンジと星条旗カラーのテスト・マシンが現在のところ決定しています。
チャンプ・カーといえば、これまでも1/18スケールのミニカーを毎年リリースしていましたが、実は1998年モデルの981レイナードの型を使いまわし、カラーリングだけを変えて販売していました。なので、なんと10年ぶりに新規金型のミニカーがリリースされるのです。DP01のモデルカーに関してはすでにブリンクワース・モデリングから1/10スケールが出ていますが、こちらの価格はなんと3000ドル(1ドル110円で33万円!!)と少し現実離れしています。対してグリーンライトのものは54.95ドル(約6000円)なので、ブリンクワースのものに比べるとぜんぜんお得な感じがしますね。
また、クオリティはどうなのかということは、大いに気になるところです。今回新たにチャンプ・カーのミニカーを生産するグリーンライトは、インディカーのライセンスも持っており、チャンプ・カーと同じく1/18と1/64の2種類を展開しています。インディカーのミニカーは僕も一度手にとって見たことがあるのですが、なんと言いますかオモチャの領域を抜け出していない感じです。F1を生産しているポールズアート(ミニチャンプス)やマテル、国産で言えばフォーミュラ・ニッポンを作っているエブロなどの高品質のモデルカーを求めている方には、少々不満のある出来かもしれません。まぁ、それでもないよりはマシなんですけどね。チャンプ・カーのリリースに掲載されていた試作品を見る限りでは、なかなかよさそうに見えますけど、製品化の段階でどこまでクオリティを維持できるかは興味深いところです。

画像

▲1/64のインディカー。毎年出されるインディ500の記念モデルは絶好のコレクターズ・アイテムです。
さて、このチャンプ・カーのミニカー、今のところ日本のミニカー・ショップで手に入るかはわかりませんが、チャンプ・カーのオフィシャル・グッツを扱う スピード・ギア(英語のみ)で、すでに予約が開始されています。僕はすでにトレイシーとブルデイ、テストカーの三台を予約しました。4月の発売までには少し時間がありますけど、いまから手元に届くのを楽しみにしています。
このチャンプ・カーのミニカーについては、商品が届いたときにまた触れたいとおもいます。