Keita Kawai

オフ・シーズンこそ模型作り

チャンプ・カーも先日、最終戦があり、アメリカのオープン・ホイール・シリーズはオフ・シーズンに入りました。オフのテストやストーブ・リーグなどの話題も気になるところですが、やはりレースが見られないのは寂しいですね。来シーズンの開幕まで時間がありますので、こんなときこそ模型作りです。
近頃は寒くなってきましたので、お家でネット・ショッピングなんてのも良いですが、実際に模型屋さんへ足を運んでみるのも楽しいですよ。どこのお店も定期的に商品が入れ替わっていますので、ちょくちょくお店に行って商品棚をチェックするのが楽しかったりします。大体は買うものを事前に決めて行くことが多いのですが、ふらっと立ち寄って衝動買いなんてこともよくありますね。
さて、今回はアメリカン・レースのマシンを探すのが目的です。大型店を除けば、お店の店長さんやオーナーさんの嗜好によって商品が仕入れられること多く、お店によって特色が違ったりします。そのため、いつも行っているお店のほかに2件ほど回ってみました。普段はF1や日本のスポーツカーを作っていますので、いざ“アメリカもの”を探してみると、意外に無いものです。
ようやく見つけたのはNASCARと、以前にタミヤからリリースされたローラT93/00という1993年のインディカーのプラモデルだけでした。ここ数年のチャンプ・カーやインディカー、トップフューエル、ファニーカーといったドラッグ・レースに出場しているマシンは、今回見つけることができませんでした。

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そこで、またまたネットで調べてみたのですが、NASCARのプラモデルはレベル・モノグラムやAMT/ERTLというメーカーから、人気選手のマシンが毎年リリースされています。アメリカ本国でのNASCAR人気を反映していますね。それに対し、チャンプ・カーのプラモデルは98年のレイナードのマシンを最後にリリースされていないようです。しかも絶版となっているので今では手に入れるのが難しいようです。
一般的にガレージキットと呼ばれる合成樹脂やホワイトメタルのモデルでは、インディカーがFormula modelsというメーカーから積極的に1/43のスケールをリリースしていますが、日本で取り扱っているお店は限られています。チャンプ・カーはプラモデルと同じく98年のレイナードがStudio27というメーカーから1/20のスケールでリリースされていますが、こちらは絶版となっています。そして残念なことに99年以降のチャンプ・カーはキット化されていないようです。来シーズンからはシャシーが新しくなり、新規参入チームも増えるようなので、どこかのメーカーでリリースして欲しいですね。

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というわけで、今回はネット・オークションを活用してStudio27のレイナードを手に入れることにしました。プラモデルではなく、いきなりガレージ・キット製作となりますが、以前にも1度作ったことがあるので、失敗するリスクを少なくするためにも最初は作りなれたキットを扱ってみようと思い、選んでみました。
さあ、キットも手に入ったのでいよいよ次回から製作開始です。