ああ、もう4時30分。オートスポーツの連載を、今やっと書き終えたところです。
ここのところ小樽の歴史について書いてるんですが、色々と調べていくうちに興味深いネタがみつかって、ついついそっちに時間をとられたりします。全部で1000字ぐらいなのに、いつも終わるのは朝方。次の日がけっこう辛かったりして。
でもこうして知れば知るほど、小樽グランプリをどういうテーマにするのか、そのアイデアも沸いてくるので、あまり苦にはなりません。どっちかっていうと、とても楽しい作業だったりします。次に小樽へ行ったときも、色々知っていると楽しいですしね。
今なんとなく思っていることですが、北海道の開拓史において北海道とアメリカはすごく関係が深かったので、グランプリをやる際にはぜひ開拓の歴史も知ってもらえたらと思います。特に小樽は日本で3番目に鉄道が開通した場所で、初のアメリカ式だったというのをご存知でしょうか。
ジョセフ・クロフォードさんというペンシルバニア出身の鉄道技師をリーダーに、日本人とアメリカ人の共同作業で鉄道が敷かれました。カムイコタンという断崖絶壁のとても厳しい海岸線を開発するなど、大変な苦労があったそうです。初めて開通した際、みんなで一緒に喜んだ姿が思い浮かびますね。
鉄道が開通して小樽が栄えたように、小樽グランプリが実現して小樽の街が再生することを、願わずにはいられません。小樽を日本の市街地レース発祥の地にできれば、と思うのです。
小樽交通記念館にあるクロフォードさんの銅像です。この冬に交通記念館は閉鎖となってしまいました。現在、北海道鉄道の発祥地が見れないのはすごく残念ですが、2007年には再開するそうで、レース開催時にはぜひ見てもらえればと思います。