Hiroyuki Saito

フランス旅情 −サルト・サーキット−

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初めて訪れたル・マン24時間のサルト・サーキットには、木曜日だというのにすでにフランスはもとより、ヨーロッパ中からファンが集まっていました。さすが世界三大レースのひとつと呼ばれているだけあって、レースイベントとしての規模の大きさを感じます。

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サーキットのメイン・エントランスのすぐ隣にはル・マン自動車博物館があり、非常に広い室内にはヨーロッパの車社会の歴史を振り返ることができるビンテージカー、そして歴代のル・マン24時間参戦マシンが年代別に展示されていました。

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面白かったのはピットレーンでのレース中の作業やファンを再現しているサーキットのジオラマです。年代別に製作されていて、しかもとても精巧なんです。映像や写真で当時を振り返ることしかできませんが、このように立体的なものにして再現する方法はとてもいいですね。当時のル・マンはこんな感じだったんだなってよくわかります。

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コース内にはいろいろな出展ブースがありました。アウディ、ポルシェ、プジョーなどといった参戦している自動車メーカーはもちろん、さまざまなメーカーのブースがあり、ヨーロッパに来ていることを実感させます。

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なかでも驚いたのはエルメスやロレックスといった高級ブランドのブースで、それはもう街中にあるショップといった感じの佇まいでお店が並んでいるんですね。ヨーロッパならではの出展ブースだなって驚きながらも中に入る勇気も無かったので、遠くから見守ることにしましたよ。

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と、思えば路上の出店にはかわいらしいキャンディショップがあったり、コースを離れると特定の敷地内にファンが泊り込みで観戦する24時間体制のテントがひしめき合って設置されています。意外だったのは、そのような泊り込みで来ているファンの車に、結構高級車が多かったというですね。

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こんないいクルマに乗れるなら、近くの高級なホテルに泊まることができるだろうと思うのですが、年に一度のお祭りですから週末を通して現場で楽しもうといった考えなのでしょう。なにより24時間観戦することができるのですからね。

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テントといえば、プジョーのホスピタリティでは、お客様接待用か、それともスタッフの休憩用なのか、一人用仮眠テントが用意されていました。ものすごい数の小さなテントがずらーと並んでいるので、ふっと見たときはなんだかわかりませんでしたよ。24時間レースになるとこのような準備も必要なんですね。

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また、コースの外側には小さな遊園地もありました。色彩豊かなその乗り物たちは、太陽が沈んだサーキットの片隅で、色とりどりのネオンを光らせながらその存在をアピールし、多くのファンを楽しませていました。
次回は、ル・マン探索ダウンタウン編をお伝えします。