まずは前回のPET/CT検査の結果をお知らせします。おかげさまで異常なしでした。がん細胞はないということが判明したので一安心ということです。
その二日後に、いよいよメインとなる人間ドックの検査を受けることになりました。検査項目がたくさんあるやつです。もちろん前日は食事の制限をし、お酒も飲まず翌朝病院に向かいましたよ。
受付を済ませるとまた検査着に着替えて最初の検査へと向かいました。診察からスタートし、基本的な眼科、聴力、尿、血圧、血液などの検査を受けました。
ちょっとした検査が多く、なんだかいろんな検査室を流れ作業のように移っていきます。検査自体はスムーズであまり待ち時間もなく次々と進んでいくので、それほど苦にはなりませんでした。
数々の検査の中で気になったのは腹部のエコー検査でしょうか。おなかにローションを塗られて大きな電気髭剃りのような形をした検査機を直接当てられて診られるのですが、あまり気持ちのいいものではありませんでしたね。妊娠した女性の赤ちゃんの様子を見るような感じと同じでちょっと複雑な気分です。
その後、またPET/CTスキャンとおなじようなＭＲスキャン検査で胸部、腹部、脳の検査をしました。診察台に仰向けになり検査機の大きなリングの中心を体が通過していきます。これがまた検査中にとても大きな音が発生するのです。
耳栓をした上に更にその上から音をさえぎる布のようなものをかぶせます。大げさなと思うのですが、いざ検査機を通過するとギーっという音と共にガッタンガッタンとものすごい大きな音がするんですね。どういう仕組みなのかわかりませんが、なんだか道路工事をしている現場にいるような騒音でした。
それも無事終わり、いよいよ胃カメラの胃内視鏡検査です。胃カメラを飲むの初めてです。お酒を飲むの得意ですが僕は錠剤の薬を飲むのが苦手なほど、すぐにおぇっとするタイプなので麻酔を使ってもらうことにしました。
恐る恐る検査の順番を待ち、いよいよ自分の順番が来て診察台に寝かされました。すると口を閉じないようにチューブが通るプラスチックのマウスピースのようなものを咥えさせられ、腕に刺さった注射器から麻酔を打たれました。
その瞬間、フッと意識がなくなり、気がつけば「診察終わりましたよ」と、先生の声で目が覚めました。心配していたおぇっというのも気づく暇もなくあっけなく終わったので、拍子抜けというかよかったぁという安堵感で検査室を後にすることができましたよ。
案内してもらっている係りの人と別館に移動しているときに、診察したんだよという胃の中の証拠写真を見せてもらい、胃の中はこんな感じかと妙に納得してその日の検査を終えました。
意外と時間もかからず、人間ドックに関しては朝８時３０分からスタートして午後３時ごろには終了し、こんなもんかと思いながら帰路に着いたのでした。
一日人間ドック自体はそれほどたいしたこともなく検査結果が分かるまで安心していたのですが……。
次回はオプションで頼んだ大腸内視鏡検査の内容をお知らせします。