Hiroyuki Saito

ま・いっかー!? 続編 まさかの駐車違反

新年早々、ローズ・パレードにいってすぐローズ・クイーンに会えて今年はちょっと良い年になるのではと思っていたのも束の間、びっくりする手紙が僕宛に着ました。
なにやらどこぞの短大の駐車場に車を停めたとき、パーキング・パスを見えるところに提示しなかったため、駐車違反の切符を切られたのです。
場所は僕の住んでいるトーランスから車で南に40分ほどのサンタ・アナという街で、車種とナンバーは以前僕が所有していたビュイックのロード・マスターだったんです。

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まったく身に覚えの無い違反です。というか短大にもいってないし、もうマイカーは売ったはず、と違反日を調べると昨年の11月20日になっていました。
11月20日? 11月2日にはこの車を中古車ディーラーに買い取ってもらったのでそれ以降の違反なんですね。
その中古車ディーラーが僕の車を修理したのかわかりませんが、買い取ってから結構直ぐ(多分1〜2週間)他の客に販売したのでしょう。そして名義変更が変わらないうちに新しい所有者が駐車違反をしてしまい、僕のところへこの駐車違反の切符が届いてしまったのです。
全く迷惑な話です。
だいぶ前ですがロング・ビーチで車が通ってはいけないバス専用道路を走行し、違反切符を切られたことがありました。このときの罰金を自分は払ったと思っていたのですが、実は払っていなくて罰金が膨らみ半年後に400ドルくらいになってしまいました。
まぁ、それまで気づかなかった自分の責任なので、ロング・ビーチの裁判所にいって泣く泣く支払ってきた経験があります。それ以降、違反で捕まっていませんが、直ぐに支払うように心構えをしてきました。
今回きた違反切符の支払期限を見ると1月17日と迫っています。僕が払う必要はないのですが、どうしたものかと、とりあえずこの車を売ってくれた自動車整備工場のTさんに電話して事情を話しました。
すると、その中古車ディーラーにこの話をしても罰金の支払いをしてくれるか分からないから、その大学に電話してもう売ったということを話した方がいいというアドバイスを受けました。
確かに僕宛に違反の支払いが着ているので、まずは僕が所有していないことを証明しなければなりません。30ドルの罰金なので払ってしまえば事は済みますが、それはそれでもちろん納得は行きません。
本当に面倒な話です。
翌日、短大に電話してカレッジ・ポリスと話をしました。その車は違反した日の前にディーラーに売っているし、僕はそこにいっていないと。そしたら最終的にその車を売ったという証明書をファックスで送ってくれといわれました。
もう、本当に面倒な話です。
納得できないのと証明書が必要なのでその中古車ディーラーにいきました。事情を話すと、担当者がこの罰金はこちらで払っておくということにはなりました。購入した人もわかっていると。買い取ったときのチェックのコピーを貰い、とりあえず店を後にしました。
罰金を払っておくということにはなったのですが、それでもやはり心配です。Tさんの本当にやってくれるかわからないという言葉が引っ掛かるし、こういうことは念には念を入れた方がいいということを以前の経験から学んでいます。
一応、証明書となるチェックのコピーと今回送られてきた手紙のコピーをカレッジ・ポリスにファックスしておきました。
中古車ディーラーが罰金を払えば事は済むでしょう。またカレッジ・ポリスがファックスを見れば僕のものでないということが証明されるとは思います。
どこにいても理不尽なことはときに起こります。特にアメリカでは多いのではないでしょうか。というか母国でない国でそのような事が起こるとその対処に多くのエネルギーを使いますよね。
いつかこの街のどこかで元気に走っている姿を見られればいいなと思っていましたが、こんな形で再びマイカーに関与するとは夢にも思っていませんでした。もしかしたら売ったことで罰が当たったかと、そんなことを考えさせられる出来事でした。
また、“ま・いっかー!?”の続編を書くことになるとは思いませんでした。もし新たな連絡が着たらお伝えしようとは思いますが、もうこのコラムでお伝えしなくて済む事を祈るばかりです……。