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チャンプ・カー・ワールド・シリーズ 第5戦 クリーブランド[初日]フォト&レポート

<US-RACING>

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前戦ポートランドで3連勝を決めたディフェンディング・チャンピオン、セバスチャン・ブルデイの勢いは止まらない。クリーブランドから始まる3連戦の予選初日に、ブルデイはただ一人56秒台に入れる、56秒961をマーク。2位のウィル・パワーを0.340秒引き離した。ブルデイは初日のトップ・タイムを記録したことで、ボーナス・ポイントを獲得してチャンピオンシップのリードを12点に拡大すると同時に、フロント・ロー・スタートを手に入れることになった。「マクドナルド・チームは素晴らしい仕事をしてくれたよ。マシンがかなり良かったんだ。2回目は渋滞が多くて、好きなラインでコースを走れなかったからかなり難しかったね。速いラップを連続で走れなくて苦しかった。最後までポジションを守れたのは幸運だよ。良い週末になりそうな気がするね」と喜ぶブルデイ。今のところこのチャンピオンに死角はなさそうだ。

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現在ポイント・ランキング2位につけ、リーダーのブルデイを追いかけるウィル・パワーは2位に留まった。プラクティスからタイムを上手くまとめることができなかったパワーは、2回目のアタックで57秒301をマーク。セッションの残り1分で2位に滑り込んだが、トップのブルデイに0.340秒の差をつけられてしまった。「コースのグリップが良くなるにつれて、アンダーステア気味になってしまったんだ。最初のアタックはあまりよくなかったよ。このコースは幅がすごく広いから、プッシュし過ぎてしまうようだね。1ラップをうまくまとめれば良いわけだけど、2回目のアタックにそれが何とか出来たんじゃないかな。いずれにしろ、頭の中でもう少し作戦をはっきりさせないといけないみたいだね」と悔しさを見せるパワー。明日の予選で巻き返しを誓う。

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開幕からすばらしい活躍を続けるルーキー勢のトップに立ったのは、ウィル・パワーのチームメイトのシモン・パジノウ。ブラック・タイヤでの1回目のアタックは57秒338を記録する。2回目のアタックにソフト・コンパウンドのレッド・タイヤを使用し、更なるタイム・アップを狙ったパジノウだが、タイムを更新することができず、そのまま3位。相変わらず力強いパフォーマンスを発揮しているものの、タイヤの使い方に関して課題を残したようだ。「問題があったわけじゃないけど、ブラック・タイヤでのアタックがかなり良かったということだね。レッド・タイヤをつけたときは、ポールを獲れると思っていたよ。不運にも僕たちが望んでいた作業ができなかったけど、それが問題だったわけじゃない。明日はいい作戦があるんだ」と話すパジノウ。明日の予選でこのルーキーが、チャンピオンのブルデイとチームメイトのパワー相手にどんなアタックを見せてくれるのだろうか。

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名門フォーサイス・チャンピオンシップ・レーシングの初日は、セルビアが8位、トレイシーが10位と低迷した。ドライバー交代はあったものの、開幕2戦は表彰台圏内を走り、ポテンシャルの高さをうかがわせたが、ここ3戦はブルデイが所属するニューマン/ハース/ラニガン・レーシングに溝を開けられている観がある。「朝はとても良かったんだ。すばらしい感触だったし、良いラップで走れた。予選に向けての変更が、不運にも間違った方向へいったようだね。一番速いラップでもターン4でコースを外れ、ホイールをダートに落として少しタイムを失ってしまった。それからレッド・タイヤに替えて速くなると思っていたけど、ものすごいオーバー・ステアで、速く走るどころじゃなかったよ」と今日を振り返るトレイシー。これまでニューマン/ハース/ラニガンと名勝負を幾度となく繰り広げてシリーズを盛り上げてきただけに、名門の復活が待たれる。

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今年で26回目を迎えるグランプリ・オブ・クリーブランド。現役の空港を閉鎖して行われるこのユニークなレースの初日に、チャンプ・カーとブリヂストンがパートナーシップを2009年まで延長することを発表した。「ブリヂストンは2002年からチャンプ・カーにとって強力で貴重なパートナーとしてシリーズをサポートしてきました。そしてオフィシャル・タイヤ・オブ・チャンプ・カーとしての活動を2009年まで続けることをとても嬉しく思います。2009年にはブリヂストン・ファイアストン・ファミリーとチャンプ・カーとの関係は15年を迎えます」と、チャンプ・カーCEOのスティーブ・ジョンソンは喜びを表現する。また、ブリヂストンのエグゼクティブ・ディレクター・オブ・モータースポーツのアル・スパイヤーは、「我々ブリヂストンは、チャンプ・カーに最先端のレース・タイヤを供給するだけでなく、多岐にわたってサポート活動を続けてきました。これはグローバルなシリーズとグローバルなブランドの理想的な結びつきだといえます。これからもチャンプ・カーでの活動を続け、2009年に予定される契約延長に向けて活動を増やしていきたいと考えています」と語り、強力なパートナーシップを約束した。レッド・タイヤ・コンセプトなどレースを面白くするファクターとして、これからもブリヂストン・タイヤがシリーズで大きな役割を果たすことになった。

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ヒューストン以来の開催となるフェイス・オブ・チャンプ・カーがクリーブランドで開かれた。チャンプ・カー・ワールド・シリーズが行われるなかの6都市で開催されるミス・コンテストで、今回ファイナリストに残ったのはご覧の19人。明日、この中から2007年のミス・グランプリ・オブ・クリーブランドが決定する。果たして誰がこの栄冠を手にすることができるだろうか?