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チャンプ・カー・ワールド・シリーズ 第4戦 ポートランド[初日]フォト&レポート

<US-RACING>

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1ヵ月半のインターバルをおいて再開されたシリーズの第4戦は、ポートランド・インターナショナル・レースウエイが舞台。毎年この街のローズ・フェスティバルに合わせて開催されるレースで、初日のポール・ポジションを獲得したのはジャスティン・ウイルソンだった。予選開始後9分にコース・インしたウイルソンは、それまでのタイムをコンマ2秒更新する58秒467のタイムをマークし、トップに立った。その後、彼のタイムを上回るものは現れなかったのだが、ウイルソンはセッションの残り8分にレッド・タイヤを装着して再びコース・イン。タイムをジャスト58秒まで縮め、初日のポール・ポジションを確かなものし、フロントローを確定させた。「すべてのことが上手くいったよ。今日のパフォーマンスには文句のつけようがないね。チーム全員が一生懸命働いて、どんどん成長していることが嬉しいんだ」と喜びを爆発させるウイルソン。明日の最終予選で昨年の最終戦メキシコ・シティ以来のポール・ポジション獲得を目指す。

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驚異の新人ロバート・ドーンボスは2位を獲得した。開幕3戦のストリート・コースでその実力を遺憾なく発揮し、現在ポイントランキング3位につけ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのランキング・トップをまい進するドーンボス。今日はギアのトラブルに悩まされながらも、2回目のアタックで58秒214のタイムをマークし、常設コースでの強さも見せ付ける結果を出した。「久しぶりに普通のサーキットを走れて楽しかったよ。マシンに関して僕たちはシフトアップに問題を抱えているんだ。これがとにかくきつかった。問題が解決される様子が見えないんだ。貴重なタイムを失ってしまっているよ。上手くタイムを出せたけど、正直に言って良いマシンとはいえないよ」と苦しい状況を明かすドーンボス。この逆境を乗り越え、キャリア初ポールを獲得することができるだろうか。

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現在2連勝中のディフェンディング・チャンピオンのセバスチャン・ブルデイ。1ヶ月半のインターバルを物ともせず、1回目のプラクティスからトップに立ち、誰もが彼のポール・ポジションを予測していた。しかし、予選直前プラクティスになってブルデイのマシンが急変。ギア・トラブルに見舞われ、予選は3位に留まるのが精一杯だった。「何が起きたかはっきりわからないけど、最初は調子が良かったのに、2回目のアタックでかなり悪くなって、タイム・アップできなかったんだ。ちょっとがっかりだね。このマシンならもっといけると思っていたんだけど」と悔しがるブルデイ。この悔しさを明日の最終予選にぶつけ、巻き返したいところだ。

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第2戦のロングビーチで腰椎を骨折する重傷を負ったトレイシー。今季絶望ともささやかれたが、驚異的な回復力とトレイシー自身の懸命のリハビリによって、このポートランドから復帰が実現した。初日は電気系のトラブルが発生して13位となったが、シリーズを盛り上げる大ベテランのカムバックに、惜しみない拍手が送られていた。ちなみにトレイシーの代役としてロングビーチとヒューストンを戦ったオリオール・セルビアは、その功績が認められ、見事にフォーサイスのシートを獲得することになった。

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今週末からコンクエスト・レーシングは、第3戦まで同チームから参戦していたルーキーのマット・ハリデイに代え、昨年デイル・コイン・レーシングに在籍したヤン・ヘイレンを起用した。チャンプ・カー・グランプリ・オブ・ベルギーのスポンサーを受ける、ベルギー人ドライバーのヘイレンは、今シーズンのこの後全戦の出場に関して、チームと合意したという。これで9月に行われるホーム・グランプリ出場を確実なものとした。